生年 1963年3月6日
没年 -
日本の小説家。
大学卒業後、出版社勤務を経て、フリーライターに。ノベライズや雑誌記者、ゴーストライターを手がける。
1991年、『ビフォア・ラン』で作家デビュー。
1999年、『ナイフ』が坪田譲治文学賞受賞。
1999年、『エイジ』が山本周五郎賞受賞。
2000年、『ビタミンF』が直木賞受賞。
2010年、『十字架』が吉川英治文学賞受賞。
2014年、『ゼツメツ少年』が毎日出版文化賞受賞。
山本周五郎賞、講談社ノンフィクション賞の選考委員。
2017年、早稲田大学文化構想学部客員教授も務める。
作品例
『ビフォア・ラン』1991年
『私が嫌いな私』1992年
『四十回のまばたき』1993年
『バック・ビート』田村章名義、1994年
『見張り塔からずっと』1995年
『舞姫通信』1995年
『幼な子われらに生まれ』1996年
『ナイフ』1997年
『定年ゴジラ』1998年
『エイジ』1999年
『日曜日の夕刊』1999年
『半パン・デイズ』1999年
『カカシの夏休み』2000年
『ビタミンF』2000年
『さつき断景』2000年
『リビング』2000年
『隣人』2001年
『口笛吹いて』2001年
『かっぽん屋』2002年
『流星ワゴン』2002年
『熱球』2002年
『小さき者へ』2002年
『きよしこ』2002年
『トワイライト』2002年
『疾走』2003年
『哀愁的東京』2003年
『お父さんエラい!単身赴任二十人の仲間たち』2003年
『送り火』2003年
『愛妻日記』2003年
『ニッポンの課長』2004年
『卒業』2004年
『いとしのヒナゴン』2004年
『その日のまえに』2005年
『きみの友だち』2005年
『娘に語るお父さんの歴史』2006年
『小学五年生』2007年
『カシオペアの丘で』2007年
『くちぶえ番長』2007年
『青い鳥』2007年
『永遠を旅する者』2007
『ブランケット・キャッツ』2008年
『ブルーベリー』2008年
『気をつけ、礼。』2008年
『みぞれ』2008年
『とんび』2008年
『希望ヶ丘の人びと』2009年
『ステップ』2009年
『かあちゃん』2009年
『あの歌がきこえる』2009年
『青春夜明け前』2009年
『再会』2009年
『十字架』2009年
『きみ去りしのち』2010年
『あすなろ三三七拍子』2010年
『ポニーテール』2011年
『峠うどん物語』2011年
『希望の地図 3.11から始まる物語』2012年
『空より高く』2012年
『また次の春へ』2013年
『きみの町で』2013年
『星のかけら』2013年
『ファミレス』2013年
『みんなのうた』2013年
『ゼツメツ少年』2013年
『赤ヘル1975』2013年
『一人っ子同盟』2014年
『なきむし姫』2015年
『たんぽぽ団地』2015年
『どんまい』2018年
『木曜日の子ども』2019
『ニワトリは一度だけ飛べる』2019年
『ルビィ 』2020年
<シリーズ>
『季節風』シリーズ
『なぎさの媚薬』シリーズ
『さすらい猫ノアの伝説』シリーズ
<児童小説>
『カレーライス』
ひとこと
重松清が描くのは、家族の物語。現代的な家族の姿を大きなテーマとし、日常の中に潜む社会的な問題を強く世に訴える作風がとても多く、心打たれます。
重松清に、特に決まったジャンルはありません。どのジャンルも幅広く書いているため、はじめて手に取る方は、好きなジャンルから読み進めてみてください。ジャンルという垣根を軽々と超える作風は何とも見事で、一冊読むと、他のジャンルも読みたくなってくるから不思議。重松清作品で、今まで読んだことのなかったジャンルに挑戦したと言う方も少なくないのではないでしょうか。
登場人物の心理描写や内面の描き方が秀逸で、特に少年少女の悩める心、そして成長の姿を描く筆力が素晴らしく、泣けるストーリも多いことから、「涙腺キラー」という異名もあるほど。
このような少年少女の内面に焦点を当てるのは、重松清自身が少年時代に吃音で悩んでおり、その時の経験を活かしているのだとも言われています。
いつの世も変わらない不滅の情を描く重松清作品、オススメです。
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