生年 1979年1月6日
没年 -
日本の小説家。奈良県生駒市出身。現在は、奈良市に在住。
小学校低学年時に、友人と紙芝居を作ったことがきっかけで小説を書くようになる。
小説家を志すようになったのは、高校生の頃。
大学生になり、小説を書く基礎として日本近代文学を多く読むようになる。
2003年、『太陽の塔』で第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞。大学在学中であったが、そのまま作家デビュー。
大学院の修士課程を修了後、国会図書館に就職するが、執筆活動は継続する。
2007年、『夜は短し歩けよ乙女』で第3回大学読書人大賞受賞、第20回山本周五郎賞受賞。
2010年、『ペンギン・ハイウェイ』で第31回日本SF大賞受賞。
2014年、『聖なる怠け者の冒険』で第2回京都本大賞受賞。
2017年、『夜行』で第7回広島本大賞受賞。
2019年、『熱帯』で第6回高校生直木賞受賞。
作品例
『太陽の塔』2003年
『四畳半神話大系』2005年
『きつねのはなし』2006年
『夜は短し歩けよ乙女』2006年
『【新釈】走れメロス 他四篇』2007年
『有頂天家族』2007年
『有頂天家族 二代目の帰朝』2015年
『恋文の技術』2009年
『宵山万華鏡』2009年
『ペンギン・ハイウェイ』2010年
『四畳半王国見聞録』2011年
『郵便少年』2011年
『聖なる怠け者の冒険』2013年
『夜行』2016年
『熱帯』2018年
『四畳半タイムマシンブルース』2020
『シャーロック・ホームズの凱旋』2024年
ひとこと
森見登美彦の作品は、独特の文体が特徴です。古めかしく、重厚な雰囲気。でもそれは決して「掴み」などではなく、物語の最後まで、ずっときちんと続きます。
そして、登場人物の表現も小気味よく、不思議な世界観にぴったりと沿う感じ。
京都を舞台とする作品が多いこともまた、独特で不思議さ漂う文体や世界観を盛り上げているのかもしれません。
作風としては、おもしろく笑える作品から悲しく切ない物語、不気味なテイスト、そしてSFと本当にさまざまで、大変魅力的。そのため、アニメ化や映画化されている作品もたいへん多いので、映像化された作品をスタートとして森見登美彦を知った方も多いでしょう。
個性的な文体ではありますが読みやすい作品も多いので、普段読書をしない方にも読みやすく、手に取りやすい作家だと言えます。このテンポ感に、一度引き込まれてみませんか。
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