生年 1884年9月16日
没年 1934年9月1日
日本の画家・詩人。
「夢二式美人」と呼ばれる美人画で広く知られる竹久夢二。抒情的な作品で、大正ロマンを代表する画家とも言われる。
一方で、詩、歌謡、童話なども創作しており、文筆の分野でも全国的な人気を博した。
多くの書籍の装丁や広告宣伝物、日用雑貨、浴衣などのデザインも行い、いわゆるグラフィックデザインの草分け的な存在とも言える。
作品例
<絵本・挿絵>
『子供の国』1910年
『青い船』1918年
『どんたく絵本』1923年
『歌時計』童謡集 1919年
『凧』童謡集 1926年
『くさのみ』童話集 1915年
『春』童話集 1926年
<小唄集・詩集>
『さよなら』1910年
『どんたく』 1913年
『夢のふるさと』1919年
『青い小径』1921年
『出帆』1958年
ひとこと
竹久夢二を画家として知っている人が多いのではないかと思います。しかし実は、素敵な詩も多くのこされています。
竹久夢二の詩は童謡のようであり、北原白秋のような、またマザーグースのような、そんな雰囲気を醸し出しており、大きな特徴と言えるのが口ずさみやすいということ。
竹久夢二が、自身の作品を「小唄」と称していたと言い、そう言ったのも然るべしと感じます。
ぜひ一度、竹久夢二の詩を声に出して読んでみてください。スラスラと言いやすいと感じていただけることと思います。
そしてその内容は憂いを帯びており、竹久夢二の描く絵に共通するとも感じられるはず。
画家として、作家として、多くの作品を遺した竹久夢二の一冊を、一度手に取ってみて欲しいと思います。
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