生年 1992年
没年 -
日本の小説家。大分県大分市生まれ、東京都在住。
2024年、「ここはすべての夜明けまえ」にて第11回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞。『S-Fマガジン』に掲載され、作家デビュー。
作品例
「ここはすべての夜明けまえ」2024年
「ライフリクエスト」2024年
「鵺の皮」2024年
「〈語り〉が連れだす、既成概念の〈その先〉へ」2024年
「ルンバがきた」2024年
ひとこと
実在するのか?と不安になってしまうほど、調べても、あまり素性の出てこない作家、間宮改衣。しかし、確かに、その作品には温かな脈動を感じます。
「ここはすべての夜明けまえ」で描かれるのは、とあるサイボーグが振り返る自分史。実は、このサイボーグ、その前は人間だったのです。ほぼひらがなで書かれる文体が、サイボーグらしさを感じさせます。でも、どこか人間味の残る内容に胸が締め付けられ、涙なくしては読めません。
SFとは、空想科学小説。しかし本作品は、SFだからこそ感じられる人間味が大きな魅力となっています。科学が進歩し、AIが当たり前となった未来においても、人間らしさはどこかに残るのだろうか。生成AIが当たり前となった今だからこそ、そんなことも考えてしまいます。
心がぽっと温かくなるようなSF小説をお探しの方は、ぜひ「ここはすべての夜明けまえ」を読んでみて欲しい。新たなSFの可能性を感じていただけると思います。
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