生年 1961年 9月11日
没年 -
日本出身の絵本作家。東京都文京区生まれ。
母が開く絵画教室を手伝いつつ、編集者であった叔母の勧めで作品を持ち込み、絵本作家としてデビュー。同じ頃、ロシアや東欧の短編アニメに興味を抱く。
1992年、チェコスロバキアに渡り、版画を学ぶ。
2021年、スロバキア郵便発行の2020年東京オリンピックの記念切手をデザインする。
2022年、「ヴォドニークの水の館 チェコのむかしばなし」で第69回産経児童出版文化賞美術賞受賞。
2023年、芸術・文化交流を通じた日本・スロバキア間の友好親善関係を促進したとして、在スロバキア日本大使館から表彰。
2024年、「クリスマスマーケット~ちいさなクロのおはなし~」で第55回講談社絵本賞受賞。
作品例
「めっきらもっきら どおんどん」1990年 作:長谷川摂子
「ちょろりんのすてきなセーター」1993年 作・絵:降矢なな
「きょだいな きょだいな」1994年 作:長谷川摂子
「おっきょちゃんとかっぱ」1997年 作:長谷川摂子
「ともだちや」1998年 作:内田麟太郎
「ちょろりんと とっけー」1999年 作・絵:降矢なな
「あいうえおうた」1999年 作:谷川俊太郎
「ねえ どっちがすき?」2003年 作:安江リエ
「まゆとおに―やまんばのむすめ まゆのおはなし」2004年 作:富安陽子
「赤いくつ―アンデルセン童話」2004年 作:岩崎京子
ひとこと
降矢なながスロバキアに渡った際、師事したのは「色彩の魔術師」とも呼ばれる版画家のドゥシャン・カーライ。版画を学び、その時に身に付いたであろう繊細な色遣いなど技法の数々が、現在の絵本から伺えます。
そして、今もスロバキアで暮らしているという降矢なな。その絵に滲むのは、西洋っぽさの中にどこかしら感じる日本っぽさ。この融合が、最大の特徴と言えるかもしれません。
母である降矢洋子と、妹のアンヴィル奈宝子も画家であり、絵本作家もしていますが、その画風はみな異なるもので、やはり唯一無二。そんな印象を受けます。
ステキな作品を多く手掛けておられるので、お子さまに一冊、いかがでしょうか。
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