生年 1966年4月1日
没年 -
日本の絵本作家。兵庫県生まれ。
大学時代は演劇をしており、女優としても活動。
卒業後は就職し、和物テキスタイルのデザイナーとして勤務。退職後、絵本作家を志す。
1998年、「リコちゃんのおうち」にて絵本作家としてデビュー。
2004年、「きつねのかみさま」(作:あまんきみこ)にて第9回日本絵本賞受賞。
2005年、「金曜日の砂糖ちゃん」にてブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌。
2006年、「ぼく おかあさんのこと…」にてフランスPITCHOU賞およびオランダ銀の石筆賞受賞。
2009年、「くまとやまねこ」(作:湯本香樹実)にて第40回講談社出版文化賞 絵本賞受賞。
2009年、「ゆきがやんだら」にてオランダ銀の石筆賞受賞。
2009年、ニューヨーク・タイムズ「2009年の子供の絵本最良の10冊」に選出。
2023年、「橋の上で」(作:湯本香樹実)にて第28回日本絵本賞受賞。
作品例
絵本
「リコちゃんのおうち」1998年 作・絵:酒井駒子
「よるくま」1999年 作・絵:酒井駒子
「ぼく おかあさんのこと…」2000年 作・絵:酒井駒子
「よるくま クリスマスのまえのよる」2000年 作・絵:酒井駒子
「赤い蝋燭と人魚」2002年 作:小川未明
「こりゃ まてまて」2002年 作:中脇初枝
「ロンパーちゃんとふうせん」2003年 作・絵:酒井駒子
「金曜日の砂糖ちゃん」2003年 作・絵:酒井駒子
「きつねのかみさま」2003年 作:あまんきみこ
「こうちゃん」2004年 作:須賀敦子
「ゆきがやんだら」2005年 作・絵:酒井駒子
「ビロードのうさぎ」2007年 作:マージェリィ・W・ビアンコ
「くまとやまねこ」2008年 作:湯本香樹実
「BとIとRとD」2009年 作・絵:酒井駒子
「くさはら」2011年 作:加藤幸子
「はんなちゃんがめをさましたら」2012年 作・絵:酒井駒子
「しろうさぎとりんごの木」2013年 作:石井睦美
「まばたき」2014年 作:穂村弘
「ヨクネルとひな」2015年 作:LEE
「すやすやおやすみ」2021年 作:石津ちひろ
本
きかんぼのちいちゃいいもうとシリーズ作:ドロシー・エドワーズ
クロニクル 千古の闇シリーズ 作:ミシェル・ペイヴァー
その他
「絵本のつくりかた1」2003年
「アルジャーノンに花束を 愛蔵版」2015年 装丁・イラスト:酒井駒子
ひとこと
酒井駒子の描く絵は繊細なタッチが特徴で、美しく儚げで、しかし、見ている人の心を強く鷲掴みにするようなパワーも感じさせる作品ばかり。海外より多くの評価を得ている理由も、そこにあるのかもしれません。
背景に黒を用いている作品が多いのですが、すごいなと思わせるのは、一色であるはずの「黒」がページによって明るくも暗くも、様々に表情を変えてしまうということ。黒は、決して暗さを表現するだけの色ではなく、温かさや、時には明るさまで見せることができるのかと酒井駒子の描く作品ではじめて気づかされました。
「よるくま」がよく知られた作品となりますが、本当にさまざまな素晴らしい作品をお持ちの酒井駒子なので、ぜひ、あなただけのお気に入りを見つけて欲しいと思います。
酒井駒子に関する物なら何でもご相談下さい。
珍しい物は高額にて評価致しますので、お気軽にご連絡くださいね。