生年 1956年2月23日
没年 -
日本の政治活動家、作家。日本保守党代表。
以前は、放送作家。
大阪府出身。
書籍の映画化やドラマ化、本屋大賞の受賞などもしたものの、2019年に小説家引退を宣言。
作品例
「永遠の0」 2006年
「モンスター」 2008年
「BOX!」 2008年
「風の中のマリア」 2009年
「プリズム」 2009年
「影法師」 2010年
「フォルトゥナの瞳」 2011年
「海賊とよばれた男」 2013年
「夢を売る男」 2013年
「殉愛」2014年
「鋼のメンタル」 2015年
「雑談力」 2015年
「カエルの楽園」 2016年
「今こそ、韓国に謝ろう」 2017年
「日本国紀」 2018年
「夏の騎士」 2019年
「逃げる力」 2020年
ひとこと
最初に百田尚樹の作品を手に取ったときは、「話題づくり」的に感じていたんですよね。探偵ナイトスクープの放送作家だったことは知っていたから、「えー、本も書けるんだぁ」程度のテンションで。
でも、読んでみた「永遠の0」は、完全に予想を裏切ってきたという感じ。説教臭い戦争の本ではなく、静かで誠実な、ものすごく人間くさい内容。「自分の命をどう使うのか」という問いが心に刺さり、読み終わった後もしばし考え込んでしまって……。
そこで思ったのは、百田尚樹という作家のすごさは、「読ませる力」なのかもしれない、ということ。文体は平易で読みやすいにもかかわらず、展開は熱く、エンタメとしてもしっかり面白い。
「海賊とよばれた男」や「フォルトゥナの瞳」も同じく、「映画にしたら映えるな」と思えるシーンがズラリと続く。事実、多くが映像化されているのだから、同じように思う人が多いってことなのかもしれないな、と。
ただ一方では、思想的な発言にクセを感じるというのも事実としてあって……。SNSやメディアでの発信に距離を感じている人は少なからずいるのかも。
まあ、でも、作品に関してはちゃんと読んで判断して欲しい。読んだあとに、しっかりと心が揺れるから。そしたら、その本には価値があるということ。
で、もう手放そうかなと思ったなら、せひ次の誰かに読んでもらえる選択を。
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