明石市にお住まいのT様より、『東京百年史』が宅配で届きました。書斎の整理をされたそうで、一部を、下草書店にお任せいただきました。
■お客様のお悩み
T様から届いたのは、『東京百年史 第1巻~第6巻+別巻』の全7冊。昭和54年刊行。1冊ずつビニールカバーと函に包まれた、まるで時が止まったように美しい状態です。書き込みも折れもなく、ヤケもほとんどなし。長年、大切に保管されてきたことが伺えます。
T様曰く、「東京の歴史に夢中になったのは若い頃。関西に移り住んでもう長く、多分このまま関西で骨をうずめることになるので、今度は関西の郷土史を学んでいきたい」とのことで、この本は、必要とする方へ託そうと決意されたそうです。
■スタッフの提案
T様からの最初のご連絡は、お電話でした。
「この本を捨てるのは心苦しい。けれど本棚に眠らせておくのも違う気がする」とお悩みで、当店から宅配買取のご案内をいたしました。
重厚な函入りの本は重く、それも今回は厚みのある本で、全7冊!これを運ぶのは至難の業です。
しかし宅配であれば、ご自宅から安心して送っていただけるので本当にオススメ。
その上で、『東京百年史』はカラー挿絵や古地図も多く、研究者や愛好家から今も求められる本であることをお伝えすることで、「それならば!」と、T様の不安な気持ちを後押しすることができました。
<古本豆知識>
『東京百年史』は、江戸から東京への都市の変貌を多角的に捉えた歴史書です。昭和54年に刊行されました。全6巻+別巻となっていますので、今回のお買い取りは全巻となります。
この本の特徴は、文章だけでなくカラー写真や古地図、絵巻物の図版がふんだんに盛り込まれていること。都市史としての価値だけでなく、当時の出版技術の素晴らしさを伝えるものでもあり、ビジュアル資料としての側面も持っています。
学術的な厳密さと、一般読者の読みやすさを両立させた貴重なシリーズ。
現在でも、研究者や愛好家の間で需要がある本と言えます。
■対応内容
宅配で届いた段ボールを開けた瞬間、あまりの状態の良さに驚きました。40年以上前の本とは思えないほど保存状態が良く、函やビニールカバーもきれいに揃っており、挿絵の発色も鮮やか。色あせやヤケもほぼ見られず、「資料としての価値が宿る本」だと感じました。
慎重に査定を進め、2500円という金額をご提示。
「きれいに残されていたこと」に敬意を込めた評価額となっています。
■お客様のお声
査定結果をお伝えすると、大変お喜びいただけました。
「金額だけでなく、この本がまた貴重な資料として、次に役立つと思えるのがありがたい」とのこと。若い頃から歴史が大好きで、住んでいる地の歴史を深く知るために買い揃えたのだそう。当時は夢中でページをめくったことを、懐かしそうに語ってくださいました。
「私にとっては役目を終えた本ですが、また大切に扱ってくれる人に出会える場所に引き取ってもらえ、安心しました」とT様に言っていただき、託された私たちも繋げる意識をより強くいたしました。
■スタッフのひとこと
『東京百年史』には江戸から現代に至るまでが美しくまとめられており、ページをめくると、歴史の息吹を感じることができます。今回のお品は保存状態が驚くほど良く、より鮮明に歴史が感じられる素晴らしい7冊となっていました。
T様の愛情が伝わるこれらの本は、次の方へ、思い出や学びの軌跡が引き継がれていくことと思います。
スタッフ一同、素敵な本との出会いを大変嬉しく感じました。
その本、本当は価値があるかも?
捨てる前に、まずはLINEで無料査定!
本棚に並んだ背表紙をスマホで撮って送るだけ。
タイトルの入力も、本を1冊ずつ出す必要もありません。
査定額に納得できなければ、もちろんキャンセルOK。
気になる本があれば、まずはお気軽にお試しください。
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