古本出張買取下草書店

【文化誌】1970年代「SUNTORY QUARTERLY」35冊 非売品(サントリー株式会社)を買い取りました

参考価格 7,000円

買取ジャンル雑誌
買取方法持込買取

スタッフからコメント

神戸市在住のK様より、非売品の企業文化誌『SUNTORY QUARTERLY』(35冊)を宅配で買い取りました。お気に入りなのだそうですが、引っ越しを機に、手放すことを決意されたとのことです。

 

■お客様のお悩み

K様は、長年、広告デザインの仕事に携わってこられたそうです。若い頃、企業文化誌の制作に関わる中で、取引先を通じて手に入れたのが、『SUNTORY QUARTERLY』。編集のクオリティや紙質、写真表現に惹かれ、収集。退職後も大切に保管してきたと言います。

しかし、この度引っ越されることになったとのこと。
田舎暮らしをスタートし、農業にもチャレンジしていく決意であり、今後はこのような雑誌を手に取る時間は格段に減ってしまうだろうと考え、これを機に「誰かがまた活かしてくれるはず」と、手放すことを決意されたのだそう。

とはいえ、長年の思いが詰まったこれら冊子をどう扱えば良いか迷われて、下草書店にご相談をいただきました。

 

■スタッフの提案

非売品ですから、一般書店では扱われない冊子です。また、今も世界的に活躍する企業の文化誌であり、価値を感じる人は大勢おられることをご説明いたしました。

『SUNTORY QUARTERLY』を手に取ることで、1970年代の文化や美術、デザイン、建築、そして人々の思考など、あらゆる分野を深く掘り下げ、知ることができます。
アート誌や企業史研究をはじめとする幅広い分野から、きっと注目を集めるだろうことをお伝えしました。

保管状態が良ければ高い評価にもつながります。
「安心してお送りください」とお話しすると、K様もほっとされたご様子でした。

<古本豆知識>

『SUNTORY QUARTERLY(サントリー・クォータリー)』は、1970年代~2009年にかけてサントリーが刊行した文化季刊誌です。一般販売はされず、関係者や美術・文学関係者に配布された非売品であり、世の中に多く残っていないと思われます。

各号ごとにテーマが設けられ、谷川俊太郎や司馬遼太郎など著名人の寄稿も多く、装丁も高い芸術性を誇るものであり、古書市場を見てもまとまって揃うことは極めて少なく、美術館や大学図書館でも収集対象となる“知の記録”といえる存在。
今回このように、しっかりとまとまって世に出されたことは大変意義あることなのです。

 

■対応内容

宅配で届いた35冊は、日焼けや折れも少なく、とても美しい状態でした。
各号の保存状態を確認し、表紙デザインや初期刊行号を中心に評価。内容・保存状態・揃いの良さを踏まえ、買取価格は7,000円とさせていただきました。

今回の本は、単体でも十分に価格が付く本と言えます。さらに非売品であり、数多く揃っていることにより、資料的価値はぐんと高まります。

企業文化や昭和期の広告史を研究する方に、きっとお喜びいただけることでしょう。しっかりと橋渡ししていけるよう、大切に扱って参ります。

 

■お客様のお声

「発送の準備を行う中で再度手に取り、見返していると、これを読んでいた頃を懐かしく思い出しました。紙の手触りやデザインが新鮮で、当時の空気を感じられる冊子でしたので、正直、手放してしまうのは寂しかったのですが、下草書店なら“次の人の手にきっと届けてもらえる”と実感しました。非売品にもかかわらず、きちんと価値を見ていただけて嬉しかったです」と、K様から温かいメッセージをいただきました。

 

■スタッフのひとこと

 

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