加古川市在住のI様より、宅配買取についてのご相談をいただきました。多くの雑誌があり、「お送りしてもいいですか？」とのお問い合わせです。
もちろん、大丈夫である旨をお伝えし、どのような雑誌であるのか等、LINEでのやりとりをさせていただきました。

■お客様のお悩み

I様からのLINEには、大切に飼われていたうさぎが、数か月前に天国へ旅立ったことが書かれていました。長く一緒に過ごした相棒のような存在だったそうで、部屋のあちこちにその子の気配が今も残っており、なかなか片付けが進まないとのことでした。

まずは、読み返すことのできなくなってしまったうさぎ関連の雑誌を手放すことを決意。下草書店に連絡をいただいた次第です。
今回の片付けが、少しでもお気持ちを整理するきっかけになればと思っています。

■スタッフの提案

お話をお伺いし、「大切な相棒との時間が詰まった本ですから、うさぎを大事に思う方たちへしっかりとつなげていきましょう！」と、ご提案をいたしました。
飼育を始めたばかりの方や、これから迎えたいと思っている方にとって、I様の本は“やさしい先生”になるはずです。うさぎを想うI様の気持ちが、次の誰かの手に渡っていく。その循環こそが、きっと心の整理にもつながっていくのだと感じました。

＜古本豆知識＞

うさぎをペットとして飼われる人はとても多く、うさぎ専門誌の「うさぎと暮らす」や「うさぎの時間」は高い人気を誇ります。
可愛い写真の掲載はもちろんのこと、飼育やしつけ、そして病気、シニア期ケアに至るまで詳しく紹介されており、うさぎ愛好家にとってまさにバイブル的存在。創刊初期のバックナンバーや付録つきは特に人気で、うさぎカフェや獣医師の方からの問い合わせもある雑誌です。
動物系の専門誌は、想い出と知識が詰まった“やさしい古本”なのです。

■対応内容

宅配で81冊すべてをお送りいただき、1冊ずつ状態を確認いたしました。
表紙に若干のスレや日焼けがあるものもありましたが、全体的に良好な状態で、丁寧に保管されていたことが分かるお品です。
付録冊子やおまけもあったことから、コレクション価値を考慮して査定。合計で、6,500円のお買い取りとなりました。

査定後には、「きっと次の誰かの心を癒してくれますね」とI様よりお喜びの声をいただき、私どもも嬉しく感じました。

■お客様のお声

「まだ少し胸が痛みますが、この本が、誰かのうさぎとの暮らしを支えてくれるなら嬉しいです。ずっと手放せなかったけれど、今回、下草書店さんにお願いしてよかったと感じます。手放すことは、あの子と過ごした時間を否定することではなく、前に進む一歩だと今は思えています」とI様。
電話口の声からも、少しほっとされたご様子が伝わってきました。

■スタッフのひとこと

大好きだったうさぎと過ごした日々は、決して消えるものではありません。本が無くなったとしても、ずっとI様の心に鮮やかに残り続けるでしょう。

今回お預かりした本は、どこかのうさぎと飼い主さんの間に、温かい時間を育む絆になっていくと思います。

I様のうさぎを想うやさしいお気持ちに触れ、私たちも改めて「古本をつなぐ仕事の意味」を感じることができました。

その本、本当は価値があるかも？
捨てる前に、まずはLINEで無料査定！
本棚に並んだ背表紙をスマホで撮って送るだけ。
タイトルの入力も、本を1冊ずつ出す必要もありません。
査定額に納得できなければ、もちろんキャンセルOK。
気になる本があれば、まずはお気軽にお試しください。

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