尼崎市にお住まいのW様より、宅配にて「原色日本の美術 全32巻」をお送りいただきました。お電話でのお話によると、W様はもうすぐ美術の先生を定年退職されるそうで、「長年お世話になった本たちだけど、次の人生に進むためにスッキリさせたいんです」とのことです。
■お客様のお悩み
W様は中学で美術を教える先生をされています。しかし、今年が定年の年。退職に向け、教師時代のアレコレを少しずつ処分し始めているのだとか。思い出にとっておいたりはしないのですか?と尋ねると、「実は、退職後は故郷に戻り、石窯のピザ屋さんをやる計画なんです!」とのこと。今回の全集は、その一歩。
本棚に写る他の専門書については、同僚の先生方より「引き取りたい!」と手が上がっているとのことで、今回は「原色日本の美術 全32巻」だけのご依頼です。
■スタッフの提案
W様は、「実は、全部捨てるつもりだったんです」とのこと。でも、色々な本が他の先生方から「欲しい」と言われ、譲っていく中で、なぜだかこの全集だけお声がかからず、かわいそうになってしまい、下草書店にご連絡をいただいたのだとか。
専門性の高い美術系全集は中古市場にて一定の需要があります。
そこで、丁寧に扱われてきた本なら十分価値が残ることをお伝えすると、大変お喜びいただけました。
<古本豆知識>
「原色日本の美術」シリーズは、小学館が長年にわたって刊行した“日本美術の決定版”ともいえる大型全集です。各巻で、絵巻物、仏像、古筆、焼き物などジャンルごとにまとめられており、鮮明なカラー図版と解説による資料価値の高さから、美術の授業・研究現場でもよく使われていました。
全集ものは巻が欠けると一気に価値が下がる傾向があり、“揃いもの”であると価値は高く、中古市場において強い人気があります。今回のW様のように、長年書棚で大切に守られてきた全巻セットは、買取店としても出会えると嬉しいジャンルと言えます。
■対応内容
お送りいただいた「原色日本の美術 全32巻」は、経年によるヤケもほぼ見られず、破れや書き込みもなく、全巻しっかりと美しさが保たれた状態でした。保管の丁寧さが伝わるコンディション。総合的に評価を行い、6000円での買取とさせていただきました。
W様へ査定結果をご連絡すると、「思っていたよりも良い額ですね。ピザ窯を作るための軍資金にします!」とお返事をいただきました。
美術の先生からピザ職人へ。そんな素敵な転身の初めの一歩に、この買取が少しでもお力になれたことが嬉しい限りです。
■お客様のお声
「長年の相棒みたいな本でしたが、次の人生に向かうために手放す決心をしました。全集は重くて運ぶのも大変なので、宅配でお願いできたのは本当に助かりました。状態を丁寧に見てくださったのも安心でしたし、説明が分かりやすくて“このお店なら任せられる”と感じました。査定額もありがたく受け取らせていただきました。これでピザ屋さんの夢に、また一歩近づきました。ありがとうございました」と、後日メッセージをいただきました。
こちらこそ、数ある買取店から下草書店をお選びいただき、ありがとうございました!
■スタッフのひとこと
角の揃った背表紙から、今回の本をW様がどれほど大切にしてきたのかが伝わって参りました。この本たちと教師として過ごしてこられた日々は、きっとピザ屋さんでも生きるのではないでしょうか。
お店の雰囲気、すてきな器たち、そしてピザ生地の上の彩り……。美を知っている人にしか作れない空間があるのかなと、今からすごく楽しみに感じます。
新しいスタートを応援しています。
お店がオープンしましたら、ぜひ立ち寄らせていただきますね!
その本、本当は価値があるかも?
捨てる前に、まずはLINEで無料査定!
本棚に並んだ背表紙をスマホで撮って送るだけ。
タイトルの入力も、本を1冊ずつ出す必要もありません。
査定額に納得できなければ、もちろんキャンセルOK。
気になる本があれば、まずはお気軽にお試しください。
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