古本出張買取下草書店

【古典】新日本古典文学大系 続日本紀 1巻~5巻+別巻(岩波書店)を買い取りました

参考価格 9,500円

買取ジャンル学術書・教育書
買取方法持込買取

スタッフからコメント

三木市在住のK様より、岩波書店の『続日本紀』1巻~5巻+別巻の計6冊のお買い取りについてご相談がありました。買取可能であることをお伝えすると、「趣味が変わってしまって(笑)」と仰っておりました。

 

■お客様のお悩み

K様よりお預かりしたのは、岩波書店の『続日本紀』1巻~5巻+別巻の計6冊。定年後にゆっくり読もうと、揃えたものだそうです。しかし、定年して4年。「気づけば、専門書より散歩が趣味になってもうてるわ」と微笑まれるK様。それでも、いつかは読むかもしれないと大切に保管していたそうなのでですが、本棚の整理を進めるうちに「このまま寝かせておくより、必要な人の手に渡ったほうがええやろう」と思い立ち、お持ち込みくださったとのことでした。

函には薄いヤケがあるものの本体は驚くほどきれいです。ご本人も「装丁がキレイですよね」と愛着を込めて語られていました。

 

■スタッフの提案

状態を拝見しつつ、「専門書は揃い具合や保管状態で価値が大きく変わりますが、今回のように本体が非常に良好な場合はしっかり評価できますよ」とお伝えしました。

『続日本紀』は古代史を学ぶうえで欠かせない一次史料。研究者や歴史愛好家からの高いニーズがあります。加えて装丁の良さもあり、資料としてだけでなく“所有したい本”として評価されることも多いのです。
函のヤケにつきましては、経年で避けづらいものであるため気にしすぎなくて大丈夫。するとK様は、「そんなふうに言ってもらえると、気持ちが軽くなりますね」と安心された様子で、お話が進みました。

<古本豆知識>

『続日本紀』は、奈良時代の国家の記録をまとめた歴史書です。日本最古級の正史『六国史』のひとつとして知られています。
現代語訳や学術注釈がついた岩波書店の刊行物は、専門家はもちろん、古代史ファンからも長く支持されているもの。特にこのシリーズは、紙質・装丁ともにしっかりしているため、需要があります。欠けている巻の多いセットが市場に出る中、今回のように“主要巻+別巻まで揃った状態”は、それだけで価値が高まります。

 

■対応内容

状態の良さと、6冊揃いでの希少性をしっかり評価し、9,500円にてお買い取りをさせていただきました。

函のヤケは最低限の経年変化であり、本体の美しさがそれを十分に補っていましたし、ページの白さ・角の状態・開き癖のなさ、いずれも非常に良好で、学術書として再び活躍できるコンディション。K様にも査定内容を一つひとつ丁寧にご説明したところ、「そこまで細かく見てくれるんですね」と感心されたご様子でした。

本の“良いところ”を正当に評価できたお買い取りになったと思います。

 

■お客様のお声

「集めた当時は古代史にハマっていたんですが、気づけば読むより歩く方が楽しくなってしまって…。この年齢になっても、趣味って変わるものなんですね。
とはいえ、手離すとなるとどこか寂しい気持ちがありました。だからこそ、ちゃんと見てくれるお店に出したかったので、今回お願いして本当に良かったです。説明も丁寧で、本の価値を大切に扱ってもらえたと感じました。次は本棚の奥から違うシリーズも出てくるかもしれません。その時はまたお願いしたいと思います」と、お話しいただきました。

 

■スタッフのひとこと

K様、この度は貴重な『続日本紀』をお任せいただき、ありがとうございました。装丁を気に入って選ばれたというお話が、とても印象的でした。本は、決して“読むため”のものだけではありません。“所有する楽しさ”もあるものです。そして今回は、そんな思いが、冊子の美しさにしっかり残っていると感じました。こんなに素晴らしい状態です。次の読者の方にもきっと喜んで迎えられると思います。

皆さまも、本の整理をされる際は、どうぞお気軽に相談ください。
本に込めた思いごと、丁寧に受け取らせていただきます。

 

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