誕生 1967年1月12日
没年 -
日本の漫画家。鹿児島県伊佐市(旧・大口市)出身。血液型はB型。
1988年、本名名義にて『楓パープル』を発表。デビュー作となり、手塚賞に入選する。
1990年、「井上雄彦」名義に変更した後、『SLAM DUNK』を連載。日本におけるバスケットボールブームの火付け役となる。
1998年、宮本武蔵を題材にした『バガボンド』を執筆。後に、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞および、手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。
2010年、日本バスケットボール協会から特別表彰。
2012年には平城遷都1300年記念アジアコスモポリタン賞文化賞を受賞。
2023年8月、米国誌『ニューズウィーク』日本語版にて、世界が尊敬する日本人トップ100に選出された。
作品例
<成合雄彦(本名)名義>
『楓パープル』1988年
『華SHONEN』1988年
『カメレオンジェイル』1989年
『JORDANみてーに』1989年
<井上雄彦名義>
『赤が好き』1990年
『SLAM DUNK』1990年 -1996年
『BABY FACE』1992年
『HANG TIME』1993年
『BUZZER BEATER』1996年-1998年
『ピアス』1998年
『バガボンド』1998年-
『JUMP少年』1999年
『リアル』1999年-
『I LOVE THIS GAME』2002年
『リアル×リオパラリンピック』2016年
<共著>
『漫画がはじまる』井上雄彦、伊藤比呂美 2008年6月
『描きながら考え、道が見えてくる』『にすいです。 : 冲方丁対談集』冲方丁、井上雄彦(述) 2013年
『リアル×リオパラリンピック』チームリアル(編) 2016年【別題】『Takehiko Inoue,na animação da Paralimpíada Rio 2016! : 井上雄彦、熱狂のリオへ』
ひとこと
数多くのヒット作を描き上げている井上雄彦ですが、やはり注目すべきは『SLAM DUNK』でしょう。2022年、映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開されるやいなや、大きな話題に。人気は留まることを知らず、9か月というロングラン上映を叩き出し、さらに2024年8月には、復活上映も決まりました。連載終了から26年の時を超え、今なお愛される不朽の名作です。
また、海外での人気も非常に高い『SLAM DUNK』は、映画『THE FIRST SLAM DUNK』の海外上映も多く行われました。韓国を皮切りに、シンガポール、香港、マカオ、台湾、フィリピン、インドネシア、マレーシア、ベトナム、中国、アメリカ、カナダと、数多くの国で放映され、いずれも好評を博す快挙。
そして、日本アカデミー賞他、17もの賞を受賞するに至ったのです。
もはや、留まることを知らない作品と言えるかもしれません。
井上雄彦作品の素晴らしさは、深いキャラクター描写と、ストーリーテリングの巧みさ。スポーツを中心に描かれる若者の成長物語だけでなく、歴史における独自の解釈や歴史人物の心理を描いたり、障がいを持つ人物の葛藤を取り扱うなど、テーマは多岐にわたります。そして、それぞれが深いメッセージを訴えかけてくる作品であり、リアリティと感動の詰まった作風が、多くの読者の心を打つものとなっているのです。
井上雄彦に関する物なら何でもご相談下さい。
珍しい物は高額にて評価致しますので、お気軽にご連絡くださいね。