誕生 1959年10月7日
没年 -
日本の漫画家。北海道旭川市出身、札幌市在住。女性。血液型はAB型。
「エプロン・コンプレックス」でデビュー。
当初のペンネームは「佐々木規子」で、『ペパミント・スパイ』から現在の本名表記に変更。
主に白泉社の『花とゆめ』系列誌を中心に活動していたが、『動物のお医者さん』から青年誌をメインに活動している。
作品例
<シリーズ・長編>
『漫研カデューシャス』シリーズ
『忘却』シリーズ
『ペパミント・スパイ』1982年 - 1988年
『美人姉妹』シリーズ 1986年 - 1987年
『社交ダンス』シリーズ
『動物のお医者さん』1988年 - 1993年
『おたんこナース』1995年 - 1998年 原案・取材:小林光恵
『Heaven?』1999年 - 2003年
『月館の殺人』2005年 - 2006年 原作:綾辻行人
『チャンネルはそのまま!』2008年 - 2013年
<短編>
『エプロン・コンプレックス』1980年
『平手打ちのラプソディー』1981年
『ごきげんいかが 秋のテーマ』1981年
『風の上 空の下』1983年
『プラネタリウム通信』1983年
『バレリーナ』1984年
『カルケット恐怖症』1984年
『デパートガール』1986年
『貴族の館』1987年
<エッセイ>
『引越ししました』1991年
『札幌通信』1996年 - 1996年
ひとこと
佐々木倫子作品の面白さは、主人公や登場人物のキャラクター設定にあります。トラブルメーカーだったり、ゴーイングマイウェイだったり。そのハチャメチャな行動や思考で周りは振り回され、時には混乱に陥ることもあるのですが、決して、「もう!」と怒ってしまうような設定ではないのが作品の大きな魅力。どんなトラブルを引き起こそうとも愛されキャラであり、そこに笑いが生まれ、読者もにんまり。素敵な作品に仕上がっていると言えます。
また、『動物のお医者さん』で取り上げた北海道大学の獣医学部のストーリーや『おたんこナース』で取り上げた医療現場のリアルな描写といったリアリズムに溢れた内容であることも、佐々木倫子ならではの魅力。そこで繰り広げられるリアルな日常と、そこに組み合わされるちょっとぶっ飛んだユーモア。この絶妙なさじ加減が、なんとも秀逸。多くの読者が虜になるゆえんは、そこにあるのでしょう。
職業や環境に対する深い理解とリスペクトが感じられる佐々木倫子作品を、ぜひ楽しんでみて欲しいと思います。
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