古本出張買取下草書店

【全集/小説】部屋1つを埋め尽くす、大量の全集・小説等を買い取りました

参考価格 50,000円

買取ジャンル全集
買取方法出張買取
買取場所姫路市
最寄駅網干駅

スタッフからコメント

姫路市にお住まいのK様より、「納戸と化しているお部屋の片付け」ご依頼をいただきました。そのお部屋には、長年眠ったままの本が多くあるのだそうです。読まなくなった本をそのまま置いておくのは……とご家族に促され、下草書店にご連絡をいただいたのだということでした。

 

■お客様のお悩み

今回の本の片付けについては、K様ご自身はあまり乗り気ではないご様子。
ご家族から「読んでもいない本で一部屋つぶれている」「このままではカビや害虫の温床になる」との声が上がり、渋々取り掛かることにした、といった状況でした。

教師をされていたというK様。定年退職をして数年が経過し、最近では手に取ることもなくなってしまった本だと言います。とはいえ、ひとつの部屋を占領してしまっていることに心苦しさを感じているのも事実。お話をお聞きしていると、なかなか複雑な胸中であることが伺えました。

 

■スタッフの提案

ご家族にとっては「使っていない=不要」であっても、K様ご本人にとっては思い出であり、使っていなくても大切な本に違いありません。その思いにフタをして無理に手放してしまえば、きっと後悔が残ります。
そこで私たちは、「新しい空間を生む」ことを主体とし、手放した本はまた別の場所で、必要とされる方に活用されることをご説明いたしました。

「手放す本が雑に扱われるわけではないこと」「他の誰かの学びに役立つこと」を知っていただけたことで、K様の顔には笑顔が生まれ、安心されたご様子で快くご了承いただきました。

<古本豆知識>

本にとって最大の敵のひとつ、湿気。四季がはっきりしていている日本では、梅雨や夏場に湿度が高くなる環境。室内の湿度が60%を超えるとカビにとっては好条件となりますから、よほど気をつけて管理をしておかなければ、あっという間にカビの温床に……。

カビが本に生えてしまうと、シミや変色を起こすだけでなく、紙そのものの劣化や独特の臭いにつながります。そして、ひとたび生えてしまうと、根本的な除去は不可能。(表面的に取ることは、手間をかければ可能です)そのため、長期保管をする場合には本棚の隅に除湿剤を置いたり、エアコンをつけて空気を動かしたり入れ替えをする必要があります。

古書の市場では、内容そのものの価値に加え、「保存状態の良し悪し」が査定額を大きく左右します。どれだけ希少な本であっても、カビやシミが強ければ評価は下がってしまいます。
大切な本を高く評価してもらうためには、湿気やカビから遠ざける工夫と手間が必要不可欠なのです。

 

■対応内容

お部屋ひとつ分の本を査定するということで、当日は数時間かけ、丁寧な確認作業を行いました。
全集や専門書は抜けなくすべて揃っておりましたし、中には経年による劣化も見られましたが、きちんと読める・使える状態が保たれていました。

お出しした査定額は50,000円。

査定を終える頃には、すっきりと広い空間が誕生!
久々に何もないお部屋を見たK様は「ここを孫たちと遊べる空間にしよう」と話されていて、明るい表情になっておられました。

 

■お客様のお声

「本は仕事柄大好きで、元々の収集癖もあって手放せずにいましたが、定年退職もして、今後はどんどん読む機会が減るいくのだと自分自身もどこか感じていたんです。
今回、家族に背中を押されて決意をしましたが、下草書店の本の扱いを見ていて、“託そう”と感じました。また、この本がどこかで活かされると思うと、嬉しいですよね。
今回、空けて頂いたスペースには、孫が遊びに来たときのためのコーナーを作ろうと思います」と言っていただき、嬉しい限りです。

 

■スタッフのひとこと

下草書店で長く古本を扱ってきて感じることは、蔵書は、その人の人生を映す鏡のような存在だということ。趣味や実用で集めた本の数々。大切にしてきたそれらを手放すのですから、そこに大きな寂しさがあって当然です。その思いもすべてひっくるめて受け取り、大切にされてきた本を次へと繋ぐことが、我々の使命です。

K様のお手伝いができたこと、そしてK様のご家族の願いも叶えられたことが、私たちにとっても大きな喜びとなりました。

 

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