宝塚市のL様より、日本現代文学全集を全108巻揃いで、また世界の文学を全54巻揃いで買い取りました。これほど巻数の多い全集をすべて揃いでお持ちの方は少ないので、大変驚かされたお買い取りとなりました。
■お客様のお悩み
宝塚市のL様より届いた大量の段ボール。まず目に入ったのは 「日本現代文学全集 全108巻」。続いて 「世界の文学 全54巻」。そしてその他にも文学研究書や作家別評論など、どれも状態の良い本ばかりが整然と並んでいました。
実は、L様ご夫婦は元・図書館司書。ご自宅に“家庭図書館”を作っており、長年にわたり、読むべきものは必ず揃えて購入してきたのだそうです。「揃っていないと落ち着かないですし、本って、その時その時できちんと揃えておかないと、後から揃えようとしても難しいんですよね」とのこと。確かに!
ただ、お子さまが独立してしばらく経つので、そろそろお部屋の使い道を変えたくなり、全集の行き先を探しておられたところ、「手放すのであれば、ちゃんと扱ってくれるところに」ということで、下草書店を選んでいただいたと言っていただきました!ありがたい限りです。
■スタッフの提案
文学全集は、とにかく“巻が揃っているかどうか”で価値が大きく上下します。今回のように108巻、54巻と、大量であるにも関わらずきれいに揃った状態であることは希少で、市場でもたいへん歓迎されます。また、今回のお買い取りでは初版帯付きや月報完備の巻も多く、丁寧に読まれ、丁寧に保管されてきたことがよく分かりました。
L様には「素晴らしい状態なので、次の読者にも十分楽しんでもらえます。全集としての価値を最大限に見て査定しますね」とお伝えしました。
<古本豆知識>
日本現代文学全集や世界文学系の全集は、昭和から平成初期にかけて出版された“読書文化の象徴”のような存在です。当時は、図書館でも家庭でも、「文学を体系的に読む」ことが一つのステータスのような時代だったので、全集は大切に保管されることの多いシリーズでした。そのため、発刊数は多い傾向にあり、実は、今も時おり市場に出てくる本ではあります。とはいえ今回のように、“全巻揃いで状態が良い” セットはなかなかお目にかかれないものです。特に日本現代文学全集は100巻を超えるため、途中で収集を断念される方も少なくありません。
今回のL様の蔵書は全巻揃いで状態もよく、非常に高レベルだと言えます。家庭でここまで綺麗に残されているのは、珍しく素晴らしいことなのです。
■対応内容
保存状態の良さと、全巻揃いの希少性を最大限に評価し、「日本現代文学全集 全108巻:32,000円」「世界の文学 全54巻:12,000円」「その他:約4,000円」、合計48,000円の買取額となりました。
段ボールから丁寧に並べられた本を取り出すたび、「ここまで揃っているとは…」と、スタッフ一同大変驚かされました。
■お客様のお声
「査定の説明がとても丁寧で、安心してお任せすることができました。本は、私たち夫婦にとっては人生の一部でした。家庭図書館を閉じることに少し迷いもありましたが、状態を褒めていただけて報われた気持ちです。私たちの元で役目を終えた本が、次の読者のもとへ旅立つことは、寂しさよりも嬉しさが勝ちます。下草書店にお渡しできて本当に良かったです」と、ありがたいお言葉をいただきました。
■スタッフのひとこと
家庭図書館というL様ご夫婦の長年の夢がつまった数々の全集は、単なる“本”ではなく、知識を惜しみなく与えてくれる歴史そのものだったのだと思います。
文学を愛し、読書文化を大切にしてきた方の蔵書を預かることは、スタッフとしても大変光栄だと感じます。これらの本は、また次の読者を豊かにしてくれるはずです。
大切な本をお任せいただき、本当にありがとうございました。
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