古本出張買取下草書店

【地図】エアリアマップ 山と高原地図 9箇所(昭文社)を買い取りました

参考価格 4,500円

買取ジャンル趣味の本・実用書
買取方法持込買取

スタッフからコメント

芦屋市にお住まいのS様が店頭へお持ち込みくださったのは、昭和50年代に発行されたエアリアマップ9冊。最近は登山に出かける機会が減ったとのこと。実用として使うこともなくなったので、と仰っておられました。

 

■お客様のお悩み

若い頃から登山やハイキングがお好きだったS様。休日になるとよく山へ足を運んでいたそうで、計画を立てる際、これらの地図をよく使われていたのだとか。インターネットやGPSが普及する前の時代は、ルートを確認するために地図を広げます。そしてその時間から山登りがスタートしており、楽しかったのだと、話してくださいました。

そのような思い出と共に、長年、これらの地図は本棚の奥に大切に保管されてきたと言いますが、最近、「このまま眠らせておくより、活かしてくれる人の手に渡った方がいいのでは」と思うようになったのだと言います。
地図には、ネットにはない温もりがあります。そのようなものを、今の人にも分かってもらえたら…とお話しされていました。

 

■スタッフの提案

経年によるヤケこそ見られるものの、破れや書き込みなどなく、丁寧に扱われてきた地図だということが分かります。実は、地図には、書き込みされていることが非常に多く、場合によってはお買い取りが難しいこともあるのですが、今回はそのような地図が1冊も含まれておらず、驚きました。

また、紙の地図の面白いところとして、発行年ごとに内容が異なるということが挙げられます。「今の地図には載っていない道がある!」など、街並みの変化を知る資料としても、実は探している方が多いものなのです。

<古本豆知識>

古い地図は、単なる“昔の案内図”ではありません。その時代の暮らしや、空気感を伝える一次資料としての価値があるものです。特に昭和50年代は、高度経済成長期を経て街が大きく姿を変えつつあった時代。再開発前の道路網や消えた鉄道路線、今は存在しない施設が記載されていることも少なくありません。そのため、郷土史を研究する方、建築・都市計画に関心のある方、あるいは「昔、近くに住んでいたから」といった動機で探されるなど、幅広い需要が。
エアリアマップのように視認性が高く、航空的な視点を持つ地図は、特に人気があるものなんですよ。

 

■対応内容

冊数がまとまっている点と、破損のない良好な状態を高く評価いたしました。一方で、地図という性質上、どうしても経年ヤケは避けられないものであり、昭和50年代であるという希少性と市場相場のバランスを踏まえ、買取価格は4,500円とご提示しました。

 

■お客様のお声

「査定をして頂きながら、登山の話ができたことがすごく楽しかったです!当時の出来事が昨日のように思い出されて。久々に楽しい記憶がよみがえりました!地図一冊一冊を確認しながら説明して頂けたので、ここなら安心して任せられると思いました。誰かがまた同じように楽しんでくれたら嬉しいです」と、お話しいただきました。

 

■スタッフのひとこと

古い地図は、時代を超えて“記憶”をつなぐ本となります。S様のエアリアマップにも、その時代を生きた人の視線や好奇心が詰まっていると感じました。

下草書店では、「価値があるのか分からない」「古すぎるかも」と思われるものほど、ご相談頂きたいと思っています。そのものの価値を見いだし、本や地図が持つ背景ごと次の方へ橋渡しできるよう、お手伝いをして参ります!

 

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