兵庫県・神河町のP様より、日本の名随筆 85冊をお譲りいただきました。経年によるヤケやスレは見られるものの、折れのない概ね良好な状態。全100冊のうち85冊という大量の買い取りとなりました。
■お客様のお悩み
このシリーズは、P様が気になる作家の巻を少しずつ揃えていったもの。なので、全部で100冊からなるシリーズですが、85冊。そこは少し残念なポイントではありますが、そういう集め方もありますから、お買い取りに問題はありません。
P様は、これらの本を何度も読み返し、読み終えた後も「いつかまた開くかもしれない」と思いながら大切に保管されてきたとのこと。拝見すると、紙のヤケやカバーの軽いスレは見られましたが、ページの折れや書き込みはなく、通読の際、いかに丁寧に扱われてきたかが伝わる様子です。長い年月をかけて集められ、愛してこられた蔵書であることがよく分かるお品でした。
■スタッフの提案
査定にあたっては、冊数の揃いと保存状態を中心に確認します。シリーズものは、巻数が欠けていると評価が大きく下がってしまいますが、今回は背景のある85冊。致し方ないと言えるでしょう。
ヤケもありますが、経年によるものは避けがたいもの。折れや水濡れ、書き込みは見られませんし、そこは大きな評価となります。
日本の名随筆は、作家ごとの個性が際立つシリーズ。読み継がれやすい傾向があります。今回のお品は、そうした点がしっかり整っていると感じる印象を持ちました。
<古本豆知識>
日本の名随筆シリーズは、近代から現代にかけて活躍した作家たちの文章をテーマ別にまとめた全集で、文学的価値だけでなく、時代の空気や暮らしの感覚を知る資料としても評価されています。随筆は小説とは異なり、作者の視点や思考が直接表れるため、読者にとっては作家の人物像に触れる入口のような存在でもあります。
シリーズで刊行されているため、100冊全てが揃った方がいいものではあるのですが、巻数が多いほど揃いにくくなる中、今回は85冊。十分に多い部類だと言えます。経年によるヤケ程度の状態で、ページの状態が保たれていることが大きな価値だと感じるセットでした。
■対応内容
お預かりした85冊は全巻が揃っているわけではありませんが、P様選りすぐりのものであり、“失くした”など、扱いが悪かったわけではありません。また、状態についても、経年によるヤケやカバーの軽いスレ程度であり、本文の状態は良好で、ページの折れや書き込みは確認されません。そして、冊数が多い場合、状態にばらつきが出やすいものですが、今回のお品は全体として安定した保存状態が保たれていると感じました。こうした点を踏まえ、シリーズとしての価値と需要を総合的に判断し、40000円でのお買い取りとさせていただきました。
■お客様のお声
「長く集めてきたのですが、最近は読み返す時間がなかなか取れなくなりました。手元に置いておきたい気持ちは、正直あります。でも、この本を手に取ったことで、いろいろな作家の考え方に触れられ、ものの見方が少しずつ変わっていったと感じています。そのような体験を、他の方にもして頂きたい気持ちの方が大きく、手放す決意をしました」と、語ってくだったP様。手放すことに意義を感じている、そんな雰囲気がありました。
■スタッフのひとこと
100冊という大型のシリーズの中で、85冊という大量のお買い取りとなりました。数の多さだけでなく、一冊一冊が丁寧に扱われてきたことも伝わってくるお品で、素晴らしい本との出会いに感謝しています。
随筆というジャンルは、読み手の人生の節目ごとに違った響き方をするのが魅力。その意味でも、長く手元に置かれることの多い本です。P様が長い時間を共に過ごしてきた本たちが、また別の読者のもとで新しい読み方をされていくことを思うと、感慨深いものですよね。お手伝いをさせていただき、嬉しく思います。
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