兵庫県・稲川町のU様より、全14巻と別巻(書簡)の計15冊をお買い取りいたしました。函には若干の水濡れによるシミやヤケが見られるものの、中身の本に影響はなく良好です。
■お客様のお悩み
U様は、大学時代に志賀直哉の研究をされていたと言います。この本は、その際に集めたものの一部。他の書籍は手放してしまわれたものの、この全集はお気に入りで、結婚や引っ越しなどあらゆる生活の変化がありながらも、ずっと手元に置いておかれたのだとか。
しかしこの度、実家に戻り、ちょっとした自給自足の生活をスタートすることに決めたことにより、身の回り品はできるだけ少なく…ということで、ついに手放す決意をされたそうで、下草書店にご連絡をいただきました。
お話しをする中で、まだ若干のためらいがあるように感じました。
■スタッフの提案
函に水濡れによるシミやヤケが見受けられますが、中身は大変キレイな状態。古い本であることを考えると、許容範囲だと考えられます。
また、全14巻のみでなく、しっかり別巻も揃っていること、また月報もきちんとあり、揃いとしては完璧です。
U様同様、志賀直哉を研究されている学生にとって、大変貴重な資料となるもの。お買い取りについて、問題のない状態であることを、U様にお伝えをいたしました。
<古本豆知識>
この志賀直哉全集は、当時の決定版と言える位置づけの全集です。代表作である『暗夜行路』をはじめ、『城の崎にて』『和解』『小僧の神様』など主要小説を網羅。随筆や評論までも含めており、志賀文学の全体像が見渡せる構成が魅力的。
そして面白いのが、別巻の「書簡」。ここには、友人や作家仲間との往復書簡が収められていて、作品では見えにくい志賀の素顔や人間関係を垣間見ることができます。ときに頑固で、ときに率直すぎる物言いがそのまま残っていることから、研究資料としての価値だけでなく、読み物としても楽しめます。実は、この書簡について、本編以上に注目する人もおられるのです。
■対応内容
函にシミやヤケは見られますが、本に折れや書き込みなどなく、丁寧に扱われてきたことが分かる状態です。また、全14巻に別巻(書簡)、そして月報と、完璧な揃いとなっています。人気の別巻があるのは大きなポイントだと言え、5000円でのお買い取りといたしました。研究資料として、また志賀直哉ファンにとっても喜ばれるセットとして、実用性を保った状態である点がお値段の根拠となりました。
■お客様のお声
「学生時代から今まで、ずっと大切に持っていた本です。学習のともとして、卒業してからも時おり手にとっては、何度も読み返してきました。好きな一節は覚えているほどだったりするんですよ。
なので、今後もずっと持っておくつもりだった全集ですが、これから生活状況が大きく変化するため、あまり多くの荷物を持っていることが難しくなってしまい、手放す決意をしました。
ただ、大切にしてきた本なので、手放すにしても、適当な扱いをされるのはイヤだなと感じ、“繋いでいく”ことに重点を置いてくれる下草書店へ託すことにしました」とお話しくださいました。
U様の思いを大切に、しっかりと次の方へ繋いでまいります。
■スタッフのひとこと
全集のみならず、別巻もきちんと揃った完璧なセットを託していただきました。
U様と同じく研究をされる方や、志賀直哉ファンの方に、確実に喜んでいただけるものだと感じます。
手放されることで、長く暮らしを共にしてきたU様にとっては、少し寂しさを感じることもあるかもしれません。でも、またこの本が現役として活躍していくわけですから、長い目で見ると、寂しさの向こうに充実感を得ていただけるのではないかと思っています。
その本、本当は価値があるかも?
捨てる前に、まずはLINEで無料査定!
本棚に並んだ背表紙をスマホで撮って送るだけ。
タイトルの入力も、本を1冊ずつ出す必要もありません。
査定額に納得できなければ、もちろんキャンセルOK。
気になる本があれば、まずはお気軽にお試しください。
LINEで無料査定をする ↓↓↓
