兵庫県・小野市にお住まいのA様より、『日本百科大辞典』第十巻をお買い取りいたしました。大正8年に刊行された、歴史ある百科事典です。
長い年月を経た一冊。当時の知識や文化を知ることのできる貴重な資料です。今なお興味深い一冊の価値を、しっかりと確認。査定をいたしました。
■お客様のお悩み
A様がご自宅の蔵を整理していた際に、『日本百科大辞典』第十巻が見つかったのだそうです。ただ、この一冊だけ。他の巻は見当たらなかったのだとか。しかも、表紙には長い年月による傷みや劣化が見られるため、「こんな古い本で、しかも一冊だけでも買い取ってもらえるのだろうか」と、心配そうなご様子。
もし買取が難しければ処分するしかない。でも、大正時代の本をただ捨ててしまうのは、あまりにもったいない…とのこと。
当店では、次に必要とする方へしっかりと繋いでいきます!とお話しし、丁寧な査定をお約束いたしました。
■スタッフの提案
表紙には、たしかに長い年月による傷みや劣化が見られました。一部、破れもあり、一見すると良い状態ではないように感じられます。
しかし、本を開いてみると、本文はとてもきれいです。気になるようなシミもなく、天金もしっかりと残っています。大正時代の本です。この状態であれば、逆に「キレイな部類」だと言えます!
古書は、状態の良し悪しだけで価値を決めてはいけません。刊行された時代、内容、装丁、希少性などをすべて総合的に判断することが重要です。
今回も、そうした点を総合的に評価いたしました。
<古本豆知識>
『日本百科大辞典』は、大正時代に刊行された日本初の本格的な総合百科事典です。編修総裁を務めたのは、早稲田大学の創設者としても知られる大隈重信。三省堂編輯所が中心となり、多くの専門家によって編纂されました。
当時の知識や文化を幅広く収めた資料として価値があるだけでなく、大正8年刊行という古さから、現存すること自体に大きな意味があるものです。揃いの価値というものがありますが、この本に至っては、一冊でも残っていること自体が貴重な意味を持つと言えるでしょう。
■対応内容
表紙には経年による傷みと劣化が見られました。一方で、本文は大変きれいな状態。天金もしっかりと残っていて、見目麗しさをしっかりと維持しています。
大正8年刊行という古い時代の一冊であり、日本初の本格的な総合百科事典としての資料性が大変強く、さらには、大隈重信が編修総裁を務めたことも本書の価値を高めるポイントと言えるでしょう。
現在では入手しにくい希少な一冊であることも考慮し、10,000円でのお買い取りをいたしました。
■お客様のお声
最初は、古すぎるし、一冊だけだから買取は難しいだろうと思っていました。表紙の傷みが気になって、正直なところ、処分してしまおうかとも考えていましたし…。
でも、思いとどまって、お願いして本当によかった!
まさか10,000円で買い取っていただけるとは思わず、驚きました。
素人では価値は分からないものですね。きちんと、見るべきところがあるのだと、今回強く感じました。勝手な判断で捨てずに、本当によかった。
今後も何かしら出てきましたら、よろしくお願いいたします。
■スタッフのひとこと
今回お買い取りしたお品には、たしかに表紙に長い年月を感じさせる傷みがありました。でも、中身のきれいさと、天金もしっかりと残っている点から、大切にされてきたことが伝わる一冊だと感じました。
査定の際、内容も少し拝読しましたが、大正時代の人々がどのような知識をまとめ、何を知ろうとしていたのかが垣間見え、思わず読み入ってしまうほど興味深いものでした。
長い年月を経た本だからこそ感じられる面白さがあります。今回、こんな貴重な一冊に出会えたことを、嬉しく思います。ありがとうございました。
その本、本当は価値があるかも?
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タイトルの入力も、本を1冊ずつ出す必要もありません。
査定額に納得できなければ、もちろんキャンセルOK。
気になる本があれば、まずはお気軽にお試しください。
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