丹波篠山市にお住まいのA様。長年住み慣れた一戸建てを離れ、川西市の便利なマンションへ引っ越されることに。新生活ではすべてを置く余裕がなく、思い切って一括での買い取りを希望されました。
■お客様のお悩み
お子さまの巣立ちをきっかけに、「夫婦二人の新しい暮らし」を選ばれたA様。自然豊かな丹波篠山市にお住まいでしたが、免許を返納しても生活のしやすい川西市への引っ越しを決められたのだそうです。
ですが、問題となったのは長年集めてきた本の数々。旺文社文庫の特製版小説は、A様の若い頃からの楽しみであり、青春の記憶そのもの。本棚に整然と並ぶ背表紙を眺めるだけで、当時の空気がよみがえり、ワクワク感を感じる存在だったと言います。
しかし、都会のマンションは収納スペースが限られ、持っていくことは不可能。157冊もの思い出を、きちんと評価してくれる人に託したいという思いで、下草書店へ買取依頼をいただきました。
■スタッフの提案
実は、お電話をいただいたとき、A様の声からは「寂しさ」が伝わってきました。愛着ある蔵書を手放す決断は、容易なものではありません。
そこで私たちは、「単なる古本ではなく、長年のコレクションとしてしっかり評価する姿勢」をお伝えしました。また、査定から搬出まで、すべて下草書店が行う旨もご説明。すると、「自分で運ぶ必要がないんですね。助かります」とお喜びいただきました。
下草書店の出張買取では、本棚のあるお部屋からトラックに積み込むまで、そのすべてをスタッフが行います。本を段ボールに入れたり、分かりやすい場所まで移動するなど、一切の手間が不要!
「この本です」と指し示していただけるだけでOK。手間要らず、ラクラクな方法ですよ。
<古本豆知識>
今回お買い取りの本は、1965年から1970年代にかけて刊行されたシリーズ。文学作品を中心に、全数百タイトル。特製版は一般流通品とは異なり、重厚な造本や特製カバーが施されており、当時の愛読者やコレクターに人気を博した逸品となります。
コレクションされている方が手放すことは少なく、古書市場にまとまって出てくることは珍しいお品です。揃いで見つかると「文化的資料」として評価される可能性も。
今回の157冊は、本当に素晴らしい価値ある存在だと言えるでしょう。
■対応内容
訪問当日、A様のお宅の本棚には、時代を感じさせる素敵な装丁の「旺文社文庫 特製版」が整然と並んでいました。色褪せやヤケ、シミは見受けられるものの、それ以上の素晴らしさと佇まいを感じます。現在では入手困難なタイトルばかり。コレクターからの需要はとても大きなものとなるでしょう。一冊一冊の存在感に圧倒されつつ、状態を確認しながら157冊すべての価値を判断していきました。
最終的に、まとめて5,000円でのお買い取りをご提示。すると、A様は寂しそうではありましたが笑顔で、「想い出ごと買い取っていただきありがとうございます」と。こちらも胸が熱くなりました。
■お客様のお声
「これだけの冊数を一度に引き取っていただけたのは、本当にありがたいです。経年を感じる状態なので、正直不安があったのですが、お値段をつけていただき嬉しく思います。若い頃に読み耽った物語たちなので、『誰かがまた読んでくれる』と考えるとウキウキしますね。
引っ越しでバタバタしていましたので、スムーズに対応していただけたことにも感謝です。これで安心して、新しい生活に向けて一歩を踏み出せます」とお喜びいただきました。
■スタッフのひとこと
今回の出張買取は、単なる本の整理というよりも、大切な思い出をお預かりするような感覚がありました。
旺文社文庫の特製版は、昭和の時代に数多くの読者を魅了したラインナップ。今では市場に出回ること自体が少なく、まとまった状態で残っていることに大きな価値があります。これもA様が、長年大切に守ってこられたからこそ。
しっかりと新たな読者へつないでいけるよう、下句書店の使命を改めて感じさせられる一件となりました。
その本、本当は価値があるかも?
捨てる前に、まずはLINEで無料査定!
本棚に並んだ背表紙をスマホで撮って送るだけ。
タイトルの入力も、本を1冊ずつ出す必要もありません。
査定額に納得できなければ、もちろんキャンセルOK。
気になる本があれば、まずはお気軽にお試しください。
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