淡路市在住のM様より、赤毛のアン 手作り絵本3冊が届きました。お母さまが遺された本なのだと言います。どなたかお料理がお好きな方へと、下草書店にお任せいただきました。

■お客様のお悩み

淡路市にお住まいのM様より、「母の遺品を少しずつ整理していて」と、下草書店へご相談をいただきました。

お母さまは手作りが大好きで、料理や裁縫、ガーデニングの本がたくさん残されていたそうです。その中にあったのが、鎌倉書房の『赤毛のアン 手作り絵本』シリーズ。可愛らしい装丁に、お母さまの温もりを感じるようだったと話されるM様。しかしM様は料理をされないため、「自分では活かせない本だから、どなたか料理が好きな方に喜んでもらえるなら」と、思い切って手放す決意をされたのだとか。

遠方であったため、郵送による買い取りをご提案いたしました。

■スタッフの提案

鎌倉書房の『赤毛のアン 手作り絵本』は、ただのレシピ本ではありません。カナダ・プリンスエドワード島の物語と共に、アンが愛した暮らしを再現できるよう、工夫が施された温かな構成となっています。

そこでM様には、「お母さまの想いを引き継ぎたいと願う読者へ、しっかりと橋渡しをさせていただきます」とお伝えをいたしました。状態が非常に良好であることも、買い取りにおいて大きなポイントとなります。次に大切にしてくれる方へ丁寧につなぐことをお約束しました。

＜古本豆知識＞

鎌倉書房の『赤毛のアン 手作り絵本』シリーズは、1980年代に発行された人気の高い実用絵本です。料理や手芸、ティータイムなど、「アンの世界を手作りで楽しむ」ことをテーマにした名作。
1980年代と言えば、ファンシー文化が花開いた時代。アンの物語を通して、「丁寧な暮らし」や「手仕事のぬくもり」を伝える一冊として、この本は多くの女性読者の心を掴みました。

しかしながら現在では絶版。全巻揃いや保存状態の良いものは古書市場でもなかなか手に入らないため人気が高く、良品である本書は、特別な価値を持つといえるでしょう。

■対応内容

M様からお預かりしたのは、3冊の手作り絵本。角のスレやヤケもほとんど見られず、とても丁寧に保管されていたことが分かります。ページを開くと、色あせないイラストと温かみのある文章が広がり、大変キレイなページからは、お母さまがどれほど大切にされていたかが伝わってきました。

内容・保存状態・市場での需要を総合的に判断し、3冊で5,000円の買取価格をご提示。M様にも「母の思いや日々の生活を理解してもらえたようで嬉しい！」と仰っていただき、我々スタッフも大変嬉しく思いました。

■お客様のお声

「母が大切にしていた本を、ただの古本としてでなく、想いのこもったものとして扱っていただけたことに感謝しています。こういう行為を、“遺品整理”と呼ぶのはまだ寂しく、抵抗がありますが、それでも、誰かの暮らしの一部になっていくことで母が受け継がれていくようにも感じ、嬉しくも思っています」と、M様に喜んでいただきました。

本を通じて、お母さまの温もりが誰かの食卓や時間を彩ることは、とても素敵なこと。そんな風に未来へ繋がっていく形もあるのだと、我々スタッフも感じることができました。

■スタッフのひとこと

その本、本当は価値があるかも？
捨てる前に、まずはLINEで無料査定！
本棚に並んだ背表紙をスマホで撮って送るだけ。
タイトルの入力も、本を1冊ずつ出す必要もありません。
査定額に納得できなければ、もちろんキャンセルOK。
気になる本があれば、まずはお気軽にお試しください。

LINEで無料査定をする ↓↓↓