淡路市にお住まいのF様より、宅配買取のご依頼がありました。1976年に刊行された全30巻の講談名作文庫。そのうち1~16巻をお持ちとのことで、「全巻揃いではないのですが買い取りしていただけますか?」とのお問い合わせです。
もちろん可能である旨をお伝えし、宅配買取についてのご案内をいたしました。
■お客様のお悩み
段ボールに丁寧に詰められていたのは、1976年刊行の講談名作文庫 全30巻のうち16巻。
「学生の頃に集めていたんですが、就職したら読む時間がなくなってしまって……。続きも買おうと思いつつ、いつの間にか40年も経ってしまっていました(笑)」とのこと。
「全巻揃っていないから、価値はないのかもしれない」と、なかなか手放せずにいたそうです。
しかし今回、たまたま下草書店のHPに辿り着き、いろいろな方の買い取りエピソードを目にして、「この本も、また他の誰かに読んでもらえるかもしれない!」と、ご依頼をくださいました。
■スタッフの提案
とにもかくにも、「全巻揃っていなくても大丈夫ですよ!」ということをお伝えしました。安心していただくところからスタートです!
下草書店では、全巻揃いだけでなく、バラバラの状態、はたまた1巻だけなど、どんな状態でもお買い取りが可能です。また、講談名作文庫につきましては、全30巻とはなっているものの巻ごとの独立性が高く、途中巻だけ欲しいという研究者や愛好家の方が多くおられます。より、問題なしのパターンだと言えます。
「F様がずっと丁寧に本棚で守ってこられた16巻を、欲しいと思われる方がきっとおられます」とお伝えすると、ホッとした表情を見せてくださいました。
<古本豆知識>
全集・文庫シリーズは、その性質上「全巻揃っていないとダメ」と思われがちです。しかし、実はその需要、巻ごとにバラけることも多くあります。
例えば講談・落語・民俗学といった分野においては、
・研究者が必要な巻だけ探している
・読書会で指定巻だけが必要
・特定の作家や演目だけ読みたい
こういった理由で、“途中巻だけ欲しい”ということがよくあるのです。
なので、「中途半端なんですが……」と持ち主が恐縮して持ち込まれた本ほど喜ばれるケースも。
おうちで眠っているセット物がありましたら、たとえ揃っていなくても、ぜひ気軽にご相談ください。
■対応内容
今回お送りいただいた16冊は、日焼けはほんの少し、書き込みや折れはなく、破れも経年程度のものであり、40年以上前の書籍としては非常にきれいな状態だと感じられました。
その状態と、需要が安定しているシリーズであること、巻ごとに探しているお客様が多いことも加味し、16冊で19,200円の査定額をご提示。
F様には、「揃ってないのにそんなに?」と、とても喜んでいただきました。
■お客様のお声
「本の買い取りって、全部揃ってないと無理だと思い込んでいましたので、今回買い取りいただけたことは本当にありがたく、査定額にもびっくりで、助かりました。
学生の頃の私の思い出が、誰かの役に立つなら嬉しいです。肩の荷が下りた気分です」と、F様からの穏やかなメッセージをいただき、こちらも大変嬉しく思いました。
■スタッフのひとこと
途中で止まった読書も、読む時間がなかった日々も、すべてその人の歴史の一部です。揃いきることができなかったとはいえ、F様が大切に保管されてきた16冊は大切な時代の資料であり、これから再び、次の読み手の中で役立っていくことと思います。
下草書店は、「全集が揃っていない」との理由で断ることはありません!
古くても、大丈夫!
あなたの本のバトンは、しっかりと次の方にお渡しして参ります!
そのお手伝いを、ぜひお任せください。お待ちしております。
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