生年 1942年2月14日
没年 -
日本の小説家、写真家。
福岡県北九州市八幡西区生まれ。熱海在住。
日本大学藝術学部映画学科卒で、映画やテレビCMなど撮影助手を経験。
小説家の傍ら、闘牛カメラマンとして活躍。
1981年、『闘牛士エル・コルドベス 一九六九年の叛乱』にてドキュメント・ファイル大賞受賞。
作品例
『闘牛』1976年
『闘牛士エル・コルドベス 1969年の叛乱』1981年
『アルハンブラ 光の迷宮風の回廊』1983年
『狂気に生き』1986年
『殺戮の夏コンドルは翔ぶ』1987年 改題『テロリストの夏』
『復讐の秋パンパ燃ゆ』1987年 改題『復讐の河』
『ユダの季節』1987年
『暗殺の冬カリブへ走れ』1988年
『ヨハネの首』1989年
『白き幻影のテロル』1990年
『新アルハンブラ物語』1991年 安引宏共著
『野望の王国』1991年
『眠る絵』1991年
『Did not finish村松栄紀』1991年
『ピカソ青の時代の殺人』1992年
『聖母の月』1993年
『犯罪通訳官アンナ 射殺・逃げる女』1994年
『背徳の標的』(警視庁犯罪通訳官シリーズ)1995年
『妃の正体』1995年
『ゲルニカに死す』1996年
『神々の銃弾』1996年
『秘画の構図』1997年
『闘牛はなぜ殺されるか』1998年
『ダブルシティ』1998年
『瑠璃の寺』1999年
『密命 弦月三十二人斬り』1999年
<シリーズ>
警視庁国際捜査班シリーズ
密命シリーズ
秘剣シリーズ
夏目影二郎始末旅シリーズ
古着屋総兵衛影始末シリーズ
新・古着屋総兵衛シリーズ
吉原裏同心シリーズ
鎌倉河岸捕物控シリーズ
長崎絵師通吏辰次郎シリーズ
居眠り磐音シリーズ
酔いどれ小籐次留書シリーズ
交代寄合伊那衆異聞シリーズ
空也十番勝負シリーズ
照降町四季シリーズ
<その他>
『異風者(いひゅもん)』2000年
『総兵衛見参!』2010年
『新酒番船』2020年
『出紋と花かんざし』2021年
<随筆>
『惜櫟荘だより』2012年
ひとこと
佐伯泰英の作品は、人間味のあふれるキャラクターが大きな特徴となっています。発想がとにかく素晴らしく、自由でのびやかなストーリーが読む者を魅了します。
時代小説と言うと、ファンの方以外には少し難しく感じてしまうものですが、キャラクターが立っているので初心者でも読みやすく、新しいジャンルに挑戦したい時、ぜひ一度手にとって欲しい作品です。
そして、佐伯泰英の功績と言えば、「時代書き下ろし小説」という新ジャンルを確立したことも言えるでしょう。数多くの時代小説があり、しかもシリーズ化。その冊数は膨大なものとなっています。シリーズものをじっくりと読み耽りたい方に非常におすすめです。
どの作品にも共通しているのは、主人公による痛快劇であること。読み終わったときのスカッとする爽快感がたまりません。情に厚く優しい主人公、プラス恋愛模様。かっこいい主人公が活躍するエンタメ時代小説をお探しの方に、おすすめの作品が集まっている作家です。
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