生年 1975年5月19日
没年 -
日本の小説家・推理作家・歌手。
兵庫県芦屋市出身。
大学1年時に小説を書き始めるが、卒業後は就職。
1999年、会社員の傍ら書いた『どうして犬は』が小説現代の「ショートショートコンテスト」に入選し、掲載。
2004年、『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。
2005年に会社を退色し、専業作家になる。
2007年、『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。
2009年、『カラスの親指』で第62回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。
2010年、『龍神の雨』で第12回大藪春彦賞受賞。『光媒の花』で第23回山本周五郎賞受賞。
2011年、『月と蟹』で第144回直木賞受賞。
作品例
『背の眼』2005年
『骸の爪』2006年
『花と流れ星』2009年
『カラスの親指 by rule of CROW's thumb』2008年
『カエルの小指 a murder of crows』2019年
『光媒の花』2010年
『鏡の花』2013年
『N 』2021年
『龍神の雨』2009年
『風神の手』2018年
『雷神』2021年
『いけない』2019年
『いけないⅡ』2022年
『向日葵の咲かない夏』2005年
『シャドウ』2006年
『片眼の猿ーOne-eyed Monkeysー』2007年
『ソロモンの犬』2007年
『ラットマン』2008年
『鬼の跫音』2009年
『球体の蛇』2009年
『プロムナード【エッセイ】』2010年
『月の恋人〜Moon Lovers〜』2010年
『月と蟹』2010年
『カササギたちの四季』2011年
『水の柩』2011年
『光』2012年
『ノエル-a story of stories-』2012年
『笑うハーレキン』2013年
『貘の檻』2014年
『透明カメレオン』2015年
『スタフ staph』2016年
『サーモン・キャッチャー the Novel』2016年
『満月の泥枕』2017年
『スケルトン・キー』2018年
『フォトミステリー ーPHOTO・MYSTERYー 』2023年
『きこえる』2023年
ひとこと
道尾秀介は、インタビューにおいて「映像化できないものを書くことが絶対条件」だと話されています。というのも、2時間で完結する映画と、時間と労力をかけて読む本から得るものが同じであったら申し訳ないから、とのこと。作家としての心意気、優しさというものを感じますよね。
そんな道尾秀介の作品には、感情のもつれが要因となった事件や出来事が多く描かれ、それら裏側に焦点をあて、登場人物の人生を浮き彫りにしていくスタイル。読み進めていくと深い余韻に身をゆだねる、そんな感覚になることと思います。
ミステリー作家ではありますが、作品はホラーだけでなくファンタジー要素もあり、トリッキーな仕掛け、コミカルさと、幅広いテイストの作品が楽しめるというのも、特徴です。
予想外の展開や、感動に涙してしまうラストなど、読後感の良い作品に出会いたいなら、まずは道尾秀介と言えるでしょう。
ぜひ手に取り、伏線の回収にワクワクドキドキしてみて欲しいと思います。
道尾秀介に関する物なら何でもご相談下さい。
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