生年 1980年2月29日
没年 -
日本の小説家。山梨県笛吹市出身。
幼い頃から読書が好きで、小学校低学年の頃ホラー小説に出会い、夢中になる。そして、その頃から小説を書き始める。
小学校6年生時には、綾辻行人のファンとなり作品を読み漁る。大量のファンレターを送っていたことがきっかけとなり、手紙やメールを交わすほどの間柄となる。作家となり、ペンネームの「辻」は綾辻から取られた。
大学卒業後は就職するが、働きながら執筆を続け、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞受賞し、作家デビューを果たす。
2008年、専業作家となる。そして結婚もする。
2011年、『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞受賞。
2012年、『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞受賞。
2018年、『かがみの孤城』で第15回本屋大賞受賞。
2019年、『傲慢と善良』で第7回ブクログ大賞(小説部門)受賞。
作品例
『冷たい校舎の時は止まる』2004年
『子どもたちは夜と遊ぶ』2005年
『凍りのくじら』2005年
『ぼくのメジャースプーン』2006年
『スロウハイツの神様』2007年
『名前探しの放課後』2007年
『太陽の坐る場所』2008年
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』2009年
『V.T.R.』2010年
『本日は大安なり』2011年
『オーダーメイド殺人クラブ』2011年
『水底フェスタ』2011年
『島はぼくらと』2013年
『盲目的な恋と友情』2014年
『ハケンアニメ!』2014年
『朝が来る』2015年
『東京會舘とわたし』2016年
『クローバーナイト』2016年
『かがみの孤城』2017年
『青空と逃げる』2018年
小説『映画ドラえもん のび太の月面探査記』2019年
『傲慢と善良』2019年
『琥珀の夏』2021年
『闇祓(やみはら)』2021年
『この夏の星を見る』2023年
ひとこと
メディアミックスにとても強い辻村深月。ドラマ化、映画化、漫画化された作品が多く、さらにはアニメ脚本も手掛けるなど、本は読まずとも、どこかで触れ合っているという方が非常に多い作家だと言えるのかもしれません。
それら作品に通じる特徴は、漂う孤独感。繊細で痛みを感じるような心の動き、そしてその痛みを明るい方で連れていってくれるような展開が魅力です。
感動し、涙する作品が多く、一度読んで、再び読んで……と反芻するように楽しむファンが多いというのも頷けます。
ミステリー作家ではありますが、青春小説のような側面があったり、人々の欲望に着目したり、過去の後悔を描くなど、ミステリー以外のテイストを好まれる方にも読みやすい作品が多くあります。
ドラマ化、映画化された作品から一冊、まずは手にとってみませんか。
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