生年 1974年1月16日
没年 -
日本の小説家。大阪府大阪市生まれ。奈良県奈良市在住。
2002年、『卵の緒』で作家デビュー。2011年に退職するまで、中学校教諭の傍ら執筆。
2005年、『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞受賞。
2008年、『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞受賞。
35歳の時、体を壊した際に執筆活動を2年間中断し、保育士免許を取得。
中学校勤務をもとにしたエッセイ『ありがとう、さようなら』も執筆。
2013年、咲くやこの花賞文芸その他部門受賞。
2019年、『そして、バトンは渡された』で第16回本屋大賞受賞。オリコン年間文庫ランキング2021で1位獲得。映画化もされる。
作品例
<小説>
『卵の緒』2002年
『図書館の神様』2003年
『天国はまだ遠く』2004年
『幸福な食卓』2004年
『優しい音楽』2005年
『強運の持ち主』2006年
『温室デイズ』2006年
『戸村飯店 青春100連発』2008年
『僕の明日を照らして』2010年
『おしまいのデート』2011年
『僕らのごはんは明日で待ってる』2012年
『あと少し、もう少し』2012年
『春、戻る』2014年
『花曇りの向こう』教科書に掲載
『君が夏を走らせる』2017年
『そして、バトンは渡された』2018年
『傑作はまだ』2019年
『夜明けのすべて』2020年
『その扉をたたく音』2021年
『夏の体温』2022年
『掬えば手には』2022年
『私たちの世代は』2023年
<エッセイ>
『見えない誰かと』2006年
『ありがとう、さようなら』2007年
『ファミリーデイズ』2017年
ひとこと
瀬尾まいこの描く世界は、優しさに溢れています。そして、子ども達の成長を見つめる描写や、手をかけるのではなく目をかけ続ける大人たちという作品が多く、それは教師としての経験から生まれてくるのかもしれません。
辛い境遇にあっても、周囲の優しさに助けられ、自分自身も周りの人に優しく接することのできる登場人物や、青春ならではのみずみずしさ、悩みとそれに挑戦する姿、成長……といった内容が多く、読んでいて胸が熱くなる方も多いはず。若い方だけでなく、大人世代が読んでも、この感覚を懐かしく思われるのではないでしょうか。
柔らかく、あたたかみのある作風で、教科書に採用された作品があることも納得の読みやすさ。映像化された作品も多く、大ヒットしており、作品の良さはメディアを変えても伝わるのだと実感できる作品ばかりです。
ぜひ、ご自身の青春に思いを馳せながら、一冊、手に取ってみて欲しいと思います。
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