生年 1976年9月23日
 没年 -
日本の小説家・随筆家。
大学卒業後は出版社での就職を希望し、就職活動を行う。すると、その活動中に早川書房の入社試験において担当面接官より執筆の才を見出され、大学在学中にウィークリー読書エッセイの連載がスタートする。しかし就職は全滅し、卒業後は各所でアルバイトを続ける中、才を見出した面接官からの勧めもあり、1999年から執筆を始める。
 2000年にデビュー作を書き上げるも手応えを感じれず、2002年4作目となる作品でやっと手ごたえを感じた。
 2006年、『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。
 29歳での受賞であり、20代での直木賞受賞は4人目だった。
 2012年、『舟を編む』で本屋大賞選出。
 2014年、『仏果を得ず』で第2回Osaka Book One Project選定作。
 2015年、『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞選出。
 2018年、『ののはな通信』で第25回島清恋愛文学賞受賞。第7回河合隼雄物語賞受賞。
 2019年、『愛なき世界』で作家初の日本植物学会賞特別賞受賞。
 2020年、直木賞選考委員に就任。
 2024年、ネイルオブザイヤー2024受賞。
作品例
<小説>
『まほろ駅前多田便利軒』2006年
 『まほろ駅前番外地』2009年
 『まほろ駅前狂騒曲』2013年
 『神去なあなあ日常』2009年
 『神去なあなあ夜話』2012年
 『格闘する者に○』2000年
 『月魚』2001年
 『白蛇島』2001年
 『秘密の花園』2002年
 『ロマンス小説の七日間』2003年
 『私が語りはじめた彼は』2004年
 『むかしのはなし』2005年
 『風が強く吹いている』2006年
 『きみはポラリス』2007年
 『仏果を得ず』2007年
 『光』2008年
 『星間商事株式会社社史編纂室』2009年
 『天国旅行』2010年
 『木暮荘物語』2010年
 『舟を編む』2011年
 『政と源』2013年
 『あの家に暮らす四人の女』2015年
 『ののはな通信』2018年
 『愛なき世界』2018年
 『エレジーは流れない』2021年
 『墨のゆらめき』2023年
<随筆>
『極め道―爆裂エッセイ』2000年
 『妄想炸裂』2001年
 『しをんのしおり』2002年
 『人生激場』2003年
 『夢のような幸福』2003年
 『乙女なげやり』2004年
 『桃色トワイライト』2005年
 『三四郎はそれから門を出た』2006年
 『シュミじゃないんだ』2006年
 『あやつられ文楽鑑賞』2007年
 『悶絶スパイラル』2008年
 『ビロウな話で恐縮です日記』2009年
 『ふむふむ―おしえて、お仕事!』2011年
 『お友だちからお願いします』2012年
 『本屋さんで待ちあわせ』2012年
 『ぐるぐる♡博物館』2017年
 『のっけから失礼します』2019年
 『マナーはいらない 小説の書きかた講座』2020年
 『好きになってしまいました。』2023年
 『しんがりで寝ています』2024年
ひとこと
三浦しおん作品の面白さは、題材となるものの目の付け所が他の作家とは大きく異なる点にあると思います。ある仕事に取り組む真剣な様を取り上げたり、そこに携わる人々の特徴的な関係性を描くなど、作品を読むとまるでドキュメントを見ているかのような、そんな錯覚に陥る方も多いはず。
 三浦しおんの作品を読むことで、仕事への理解が深まったり、熱い思いを共有することができるなど、通常、本から得られる感動とはまた違った面白い感覚が得られるのも、三浦しおんならではと言えるかもしれません。
一方、随筆においては、面白おかしい日常の話がなんとも魅力的。ご自身を「活字中毒者」と言い、そんなご自身が感じている本やマンガの魅力についても語られています。
 本を読むのが苦手な方は、読みやすい随筆からスタートしてみるといいかもしれません。
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