生年 1952年8月14日
没年 -
日本の小説家。
小説を書き始めたきっかけは、長女の小学校受験。その内容にあまりに大きなショックを受け、それを書き上げたのが、『よい子できる子に明日はない』という作品。30代前半のことだった。
後に、この作品が橋田壽賀子作テレビドラマ『お入学』の原作となり、作家として注目されるようになる。
現在、日本文藝家協会、近代文学会会員、日本ハーブ・ソサエティ会員。
作品例
<現代小説・シリーズ>
心理分析官・加山知子
文化人類学者・日下部
法医学鑑定人・田代ゆり子
<現代小説>
『よい子できる子に明日はない―現代優等生気質』1986年
『女流作家の真髄』1987年
『親たちの受験期―『お入学』中学篇』1988年
『出産お入門』1988年
『血族神話』1988年
『娘の受験期』1990年
『密通』1998年
『死神』1999年
『マタニティ&ブルー』2002年
『ラブ・ミー・プリーズ―侵蝕』2002年
『ベイビー・セメタリー』2005年
<時代小説・シリーズ>
藩医宮坂涼庵
口中医桂助事件帖
やさぐれ三匹事件帖
料理人季蔵捕物控
余々姫夢見帖
鶴亀屋繁盛記
お医者同心中原龍之介
鬼の大江戸ふしぎ帖
<時代小説>
『噺まみれ三楽亭仙朝』2008年
『三匹の侍捕物控』2012年
ひとこと
和田はつ子の作品は、シリーズものがすごく多いというのが大きな特徴。一作で事件は解決するものの、「シリーズを読み進めるうちに次第に深みが増されていく」という面白さもあるため、ぜひ初めから順を追って読んで欲しいというのが正直なところ。
本が好きな方、次第に内容が積みあがっていく過程を楽しめる方に、強くおすすめしたい作家さんです。
手掛けるシリーズが多くあり、シリーズひとつあたりの作品数もたっぷりとあるので、簡単に「読み終える」ことができません。つまり、ハマってどんどん読み進めても、なかなか読了とはならないということ。読書家の方には、きっと十分に楽しめることと思います。
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