生年 1908年1月25日
没年 1989年12月2日
日本の推理作家。大阪市生まれ。作風には幻想的な物や、ユーモア、ハードボイルドなど。
大学卒業後、商業の世界で働くも、1949年に江戸川乱歩の推薦で「魚臭」と「疑問の指輪」が掲載され、関西探偵作家クラブに所属する。
1951年、上京し、専業作家になる。
1954年、『雪崩』にて第7回探偵作家クラブ賞新人奨励賞受賞。
1965年、師と仰ぐ江戸川乱歩死去により絶筆を決意、関西に戻る。
1983年、『過去からの狙撃者』刊行。最後の作品となる。
作品例
『地獄の神々』1957年
『屍の記録』1957年
『俺が相手だ』1957年
『影を持つ男』1957年
『文珠の罠』1957年
『地獄の罠』1958年
『地獄の旅券』1958年
『鉄路の恐怖』1958年
『悪魔の函』1958年
『青の恐怖』1959年
『呪縛の沼』1959年
『結婚式殺人』1959年
『恐怖の扉』1959年
『特別捜査本部』1959年
『仮面の死神』1959年
『葬られた女』1959年
『三重殺人事件』1960年
『黒の烙印』1960年
『悪魔が見ていた』1960年
『刑事捜査』1960年
『屍の記録』1960年
『その鉄柵の中で』 1962年
『虹の視角』1963年
『黒い恐怖』1963年
『屍臭の家 長篇推理小説』1963年
『歪んだ年輪』1964年
『過去からの狙撃者』1983年
『鷲尾三郎名作選 文殊の罠』2002年
『妖魔の横笛 鷲尾三郎少年少女怪奇探偵小説集』2014年
『鷲尾三郎傑作撰壱 Q夫人と猫』2021年
『鷲尾三郎傑作撰貳 葬られた女』2021年
『鷲尾三郎傑作撰参 影を持つ女』2021年
ひとこと
鷲尾三郎の作品には、実は「トンデモ系」と称されてしまう物が結構あります。「あれ?どこかで見たことあるな」と思われる内容だったり、トリックが少々稚拙だったり。でも、時代背景を鑑みると、まだそのような作品がOKだったのかもしれないんですよね。そうなってくると、「ちょっと読んでみたい」そんな気にさせられてしまうのではないでしょうか。
昔っぽさ漂う無国籍なアクション小説、スピード感、ハードボイルドっぽさを楽しめる本を楽しんでみたいという方に、おすすめしたい作家さん。軽めの作品が読みたい方、一度読んでみませんか。
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