生年 1934年5月26日
没年 -
日本のノンフィクション作家。小説家。東京都葛飾区堀切出身。
1964年、創作を発表。
1970年、『弱き者は死ね』で第14回小説現代新人賞受賞。
30代半ばより太平洋戦争に関心を抱くようになり、戦争の証言を得るべく、日本中を回るようになる。
1980年、『ガダルカナル戦記』を執筆。原稿用紙4千枚にも及ぶ労作であり、秀作。第2回講談社ノンフィクション賞を受賞。
作品例
<ノンフィクション>
『あゝ軍艦旗 さきもりの歌』1974年
『ガダルカナル戦記』1980年
『にっぽんのヒトラー 東条英機 その等身大の生涯と軍国日本』1981年
『ドキュメント 太平洋戦争全史』2009年
<歴史・時代小説>
『尾張の宗春』1995年
『踊る一遍上人』1997年
『真説 猿飛佐助』2002年
ひとこと
亀井宏の作品を読むと、今まで学んできた自分自身の戦争に関する知識がまだまだ不足しているのではないかと思わされます。兵士へのインタビューも数多く、なぜあの戦争が起こったのか、無謀とも言える作戦がなぜ実行されてしまったのかを知ることができる一端となります。このような本をしっかりと読み、学ぶことが、今後の平和を作っていくのだと切に思います。無知のままではいけない。戦争は、決して「終わったこと」ではない。きちんと知って活かしていかなければ、失われた多くの命に申し訳ないと思います。
亀井宏の作品はどれも大作であり、ページ数も多く、読むには時間を要するものばかり。でも、これは日本人なら必読だと言えます。
どれも、涙なくしては読めない部分も多い作品です。
お時間のある時に、まずは一冊。読んでみて欲しいと思います。
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