生年 1991年5月11日
没年 -
日本のお笑いタレント、歌手、俳優。北海道札幌市北区新川出身。
2011年に逮捕の経歴を持つ。
趣味は読書。20歳の時に初めて読んだ又吉直樹のエッセイを契機に、芸人を志す。
又吉の推薦する本はすべて読破。
2021年、「むきだし」を発表。
作品例
「むきだし」2021年
「笑いのある世界に生まれたということ」2023年 共著:中野信子
ひとこと
兼近大樹を知る人は多いと思います。芸人・EXITとしての活動であったり、又吉直樹を敬愛する一人の青年としてであったり。あるいは、逮捕歴にてワイドショーを騒がせた人、という一面を取り上げる方もおられるのかもしれません。
逮捕歴だけに目を向けると、毛嫌いしてしまう方もいるのだと思います。しかし、彼の書き上げた「むきだし」という作品は、フィクションながら私小説の部分を多く持っており、兼近大樹の経歴から生まれたのだと言っても過言ではないでしょう。そして、その内容からは、似たような境遇で今なおもがいている子ども達がいるのではないか、そんな大きな問題提起すら感じ、作品としての役割はとても深いのだと思わされます。
ただ単に「不良」や「悪い子」だとひとくくりにしてしまうことが、実はどれほど危険なのか。裏側の世界で生きていかざるを得ない人の心はみな、悪でしかないのか。何かしらきっかけがあれば、兼近大樹のように一歩、また一歩と表に踏み出していけるのではないか。そんなことを考えさせられる本です。
これからも、また書いて欲しい。そんな作家さんです。