生年 1943年1月15日
没年 2018年9月15日
日本の女優。東京府東京市神田区(現・東京都千代田区)出身。
作品例
「一切なりゆき」2018年
「老いの重荷は神の賜物」2019年
「9月1日 母からのバトン」2019年 共著:内田也哉子
「心底惚れた」2019年
「120の遺言」2019年
「この世を生き切る醍醐味」2019年
「人生、上出来」2025年
ひとこと
樹木希林の本は、ほとんどが死去後に出版されたもの。生前に語っていたことをまとめた内容となっています。
晩年はがんと共に生きることとなったわけですが、本当に病気なのかと驚かされるほどに多くの作品に出演し、亡くなるほんの4か月前にはフランスのカンヌ国際映画祭を訪れておられるほど、精力的な姿を見せていたのです。そんな日々の中で紡がれた言葉だからこそ、人々の心に深く突き刺さるものとなっているのでしょう。
演技派と称された大女優の樹木希林。演じることで多くの人の人生を生き、そして自分自身の人生も生き抜いた。そんな力強さを感じます。しかし一方では、生きづらさを抱える若者へ「私は弱い人間だから、自分で命を絶つことだけはやめようと生きてきた。こんな姿になったっておもしろいじゃない」とも語っているのです。強く、たくましく見えていた樹木希林にも、本当は弱い部分があったのかと驚き、そしてまた、優しさの詰まったメッセージに心打たれてしまいます。
何かしら自分を照らす光やものさしが欲しい時、樹木希林の本を、手に取って欲しいと思います。