生年 1946年
没年 -
日本の日本画家、絵本作家。東京生まれ。
大学卒業後、イギリス留学中に画家を目指す。
1979年、日本美術展覧会に初出品で入選。
1983年、上野の森美術館特別優秀賞受賞。
1996年、「せかいいちうつくしいぼくの村」にて第43回産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。
2008年、「クラウディアのいのり」にて第14回日本絵本賞読者賞受賞。
1970年代~80年代初めにかけて中東やアジア諸国を旅し、その体験が作品に大きな影響を及ぼしていると言われている。
「せかいいちうつくしいぼくの村」と「ぼくは弟と歩いた」シリーズは、小学4年生の国語教科書に掲載されている。
作品例
ノンフィクション
「なぜ戦争はおわらないのか ぼくがアフガニスタンでみたこと」1995年
絵本
「せかいいちうつくしいぼくの村」1995年
「ぼくの村にサーカスがきた」1996年
「まち―ぼくたちのいちにち」1997年
「えほん北緯36度線」1999年
「ちいさなやま」2001年
「ぼくは弟とあるいた」2002年
「せかいいちうつくしい村へかえる」2003年
「ぼくの家から海がみえた」2005年
「タタはさばくのロバ」2005年
「人にはどれだけの土地がいるか」2006年
「さくらのまち」2007年
「ぼくと弟はあるきつづける」2007年
「火は早めに消さないと」2007年
「クラウディアのいのり」2008年
「会いたい友だち」2009年
「ぼくの村にジェムレがおりた」2010年
ひとこと
小林豊は、絵本という優しいテイストを用いながらも、その内容は「人にとってとても大切なこと」を取り上げておられます。いかに世界が美しいのか、人と人の繋がりとは、そしてそこに生まれる感情など。ひとたび読めば、大人でもグッと心に沁みる、そんな作品ばかりです。
こんな絵本を読んで育てば、きっと、世界はもっと優しくなれる。仲良く過ごせるようになる。そんな期待が生まれます。教科書に作品が取り上げられたのも、もしかするとそのような理由からなのかもしれません。
1970年代~80年代初めにかけ、中東やアジア諸国を旅したという小林豊の経験が、絵本を通じて広く人々に語り継がれることの素晴らしさを、ぜひ絵本を手に取り、感じてみて欲しいと感じています。
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