生年 1974年1月25日
没年 2024年1月29日
日本の漫画家。兵庫県出身。
1994年、「その話おことわりします」でデビュー。
2005年、「砂時計」で第50回小学館漫画賞少女向け部門受賞。
2007年、同作品がテレビドラマ化。
2008年、映画化。
2012年、「Piece」がテレビドラマ化。
2013年、「Piece」で小学館漫画賞受賞。
作品例
「Girls Lesson」全3巻
「Homemade Home」
「家に帰ろう」
「星降る部屋で」
「夏にごようじん」
「犬になった私。」
「天使のキス」全4巻
「プリンセス・ライン」
「Derby Queen」全3巻 1999年
「Miss」全2巻
「天然ビターチョコレート」全3巻
「ユビキリ」2002年
「SOS」
「砂時計」全10巻 2003年
「蝶々雲」2002年
「月と湖」2007年
「Piece」全10巻
「Bread & Butter」全10巻 2013年
「セクシー田中さん」全8巻 2017年 未完
ひとこと
芦原妃名子の作品は、どれも繊細で考え抜かれた内容だという印象を受けます。登場人物の心の動き、繊細さを描かせると、右に出る者のない名手とも言える人。
登場する傷つきやすく優しい人は、もしかすると、作者自身を投影したものなのかもしれないと、2024年のドラマ化を巡るトラブルを思うと、そんな気がしてなりません。
作品を生み出すためのパワーはとてつもなく大きなもので、身を削るような作業であるのでしょう。そんな愛すべき作品が、意図とは異なる形で改変された時、一体何を思い、何を感じるのか。公にするまで悩みに悩んだであろうことを考えると、あまりに苦しく、辛く、どうにか助けてあげられなかったのかと思えてなりません。
芦原妃名子の人柄のような誠実な作品を、これからもずっと愛し続けていかなければと思います。作品が増えていくことはもうないのですが、物語のなかで芦原妃名子の想いが生き続けている。静かで、まっすぐで、優しい作品を、ぜひ読んでみて欲しいと思います。
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