生年 1959年10月4日
没年 -
フランスを拠点に活動する日本の作家、ミュージシャン、映画監督、演出家、画家。
東京都南多摩郡日野町(現日野市)出身。
映画監督並びに歌手活動時は、仁成は「じんせい」。
大学中退後、ロックバンドのボーカリストとしてデビュー。
1989年、「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞受賞。作家デビュー。
1991年、本格的に作家としての活動を始める。
1997年、「海峡の光」で第116回芥川賞受賞。函館市栄誉賞受賞。
1999年、「白仏」でフェミナ賞 外国小説賞受賞。
2003年に渡仏。フランスを拠点に創作活動を続ける。
2012年、「その後のふたり」で第7回KINOTAYO現代日本映画祭最優秀映像賞受賞。
2020年、Yahoo!検索大賞2020 作家部門賞受賞。
作品例
「ピアニシモ」1990年
「クラウディ」1990年
「カイのおもちゃ箱」1991年
「旅人の木」1992年
「フラジャイル こわれもの注意」1992年
「ミラクル」1993年
「グラスウールの城」1993年
「母なる凪と父なる時化」1994年
「オープンハウス」1994年
「愛はプライドより強く」1995年
「パッサジオ」1995年
「錆びた世界のガイドブック」1995年
「ぼく、いたくない」1995年
「ニュートンの林檎」(上・下巻)1996年
「アンチノイズ」1996年
「きょうのきもち」1996年
「海峡の光」1997年
「愛の工面」1997年
「白仏」1997年
「ガンバルモンカ」1998年
「ワイルドフラワー」1998年
「五女夏音」1999年
「千年旅人」1999年
「冷静と情熱のあいだ Blu」1999年
「嫉妬の香り」2000年
「愛をください」2000年
「サヨナライツカ」2001年
「太陽待ち」2001年
「目下の恋人」2002年
「愛と永遠の青い空」2002年
「オキーフの恋人 オズワルドの追憶」(上・下)2003年
「99才まで生きたあかんぼう」2003年
「いまこの瞬間 愛しているということ」2003年
「刀」2004年
「代筆屋」2004年
「幸福な結末」2005年
「アカシア」2005年
「ヤダとイイヨ」2005年
「愛のあとにくるもの」2006年
「ピアニシモ・ピアニシモ」2007年
「人は思い出にのみ嫉妬する」2007年
「孤独にさようなら」2007年
「右岸」2008年
「ダリア」2009年
「アカシアの花のさきだすころ Acacia」2009年
「クロエとエンゾー」2010年
「ぼくから遠く離れて」2011年
「ラペのくにでは」2011年
「永遠者」2012年
「まちがい2012年
「その後のふたり」2013年
「醒めながら見る夢」2014年
「日付変更線 The Date Line」(上・下)2015年
「父 Mon Pere」2017年
「エッグマン」2017年
「真夜中の子供」2018年
「愛情漂流」2019年
「十年後の恋」2021年
「パリ情景 動かぬ時の扉―Vision de Paris―」2024年
ひとこと
辻仁成は小説家であり、ミュージシャンであり、映画監督であり、そしてシングルファーザーでもある人。ひとことで言うと、なんとも多才。型にはまらない人といったイメージ。
そんな彼の魅力は、もしかすると肩書きではなく、その「生き方」そのものにあるのかなと感じます。
作品内容からして、繊細でナイーブな感受性を持っているように感じるのだけれど、反面、挑戦的で自由さもある辻仁成。パリを拠点に息子と暮らし、料理をし、言葉を綴る。SNSでは、日々のごはんや子育ての様子を飾らず発信していて、それがまた温かくて深い。
カッコをつけなくて、でも芯はブレないという姿勢が、文章にもにじんでいるように思います。
「男らしさ」とか「作家らしさ」みたいな枠をすっと越えてしまう人。そんな雰囲気がにじみ出る作品も、ぜひ知って欲しいと思います。
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