生年 1959年2月8日
没年 -
日本の小説家・漫画家。
高校では文学部に所属、ボリス・ヴィアン、フランソワーズ・サガンなどを愛読する。
大学時代、漫画研究会に所属し、在学中に山田双葉名義で漫画家デビュー。
1981年に大学を中退し、漫画作品を発表。
1985年、「ベッドタイムアイズ」で文藝賞受賞し、デビュー。
1987年、「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」で直木賞受賞。
1989年、「風葬の教室」で第17回平林たい子文学賞受賞。
1991年、「トラッシュ」で第30回女流文学賞受賞。
1996年、「アニマル・ロジック」で第24回泉鏡花文学賞受賞。
2001年、「A2Z」で第52回読売文学賞[14] 受賞。
2005年、「風味絶佳」で第41回谷崎潤一郎賞受賞。
2012年、「ジェントルマン」で第65回野間文芸賞受賞。
2016年、「生鮮てるてる坊主」で第42回川端康成文学賞受賞。
作品例
「ベッドタイムアイズ」1985年
「指の戯れ」1986年
「ジェシーの背骨」1986年
「蝶々の纏足」1987年
「ハーレムワールド」1987年
「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」1987年
「熱帯安楽椅子」1987年
「カンヴァスの柩」1987年
「私は変温動物」1988年
「ぼくはビート」1988年
「フリーク・ショウ」1989年
「ひざまずいて足をお舐め」1988年
「風葬の教室」1988年
「セイフティボックス」1989年
「放課後の音符」1989年
「熱血ポンちゃん」シリーズ
「メイク・ミー・シック」1991年
「晩年の子供」1991年
「ラビット病」1991年
「色彩の息子」1991年
「トラッシュ」1991年
「24・7」1992年
「内面のノンフィクション」1992年
「チューイングガム」1993年
「ぼくは勉強ができない」1993年
「快楽の動詞」1993年
「120%COOOL」1994年
「アニマル・ロジック」1996年
「ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨」1996年
「蝶々の纏足・風葬の教室」1997年
「4U」1997年
「MAGNET」1999年
「エイミー・セッズ」1999年
「エイミー・ショウズ」1999年
「A2Z」2000年
「姫君」2001年
「メンアットワーク 対談集」2001年
「ウォッカ・ニット」2002年
「PAY DAY!!!」2003年
「風味絶佳」2005年
「無銭優雅」2007年
「はじめての文学 山田詠美」2007年
「学問」2009年
「タイニー・ストーリーズ」2010年
「ジェントルマン」2011年
「明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち」2013年
「4 Unique Girls 人生の主役になるための63のルール 」2014年
「賢者の愛」2015年
「珠玉の短編」2016年
「吉祥寺デイズ: うまうま食べもの・うしうしゴシップ」2018年
「つみびと」2019年
「ファーストクラッシュ」2019年
「4 Unique Girls :特別なあなたへの招待状」2020年
「血も涙もある」2021年
「吉祥寺ドリーミン: てくてく散歩・おずおずコロナ」2021年
「私のことだま漂流記」2022年
「肌馬の系譜」2023年
ひとこと
山田詠美は、言葉に色気のある作家だと感じます。文章を読むだけで、香りや肌ざわりまで伝わってくる、そんな感覚。作品のテイストは、大胆で挑発的。……と言われることも多いのですが、深く読めば読むほどに実はとても繊細で、愛というものの核心に真っすぐ触れようとしている人だと感じます。作品に恋や性を描くシーンの多い作家ですが、それも表面的な話ではなく、人と人の心の奥にある、どうしても触れずにはいられない部分に、ついつい手を伸ばしてしまうような真剣味を感じます。
山田詠美自身も、歯に衣着せぬ物言いをされる方でかっこよく、とてもチャーミングな方。
媚びないけれど、決して冷たくはない。
そんな姿勢が美しく、気高く、山田詠美の作品を読むと、読者はどこかホッとするのかもしれません。
常に「自分の言葉」で生きている人山田詠美の作品、とても面白いですよ。
山田詠美に関する物なら何でもご相談下さい。
珍しい物は高額にて評価致しますので、お気軽にご連絡くださいね。