生年 1979年
没年 -
日本の小説家。北海道生まれ、愛知県稲沢市出身。神奈川県在住。
大学卒業後は、就職。結婚後は専業主婦も経験。それが小説を書く上でのこやしとなっていると語る。
2005年、「はるがいったら」で第18回小説すばる新人賞受賞し、小説家デビュー。
作品例
「はるがいったら」2006年
「学校のセンセイ」2006年
「サムシングブルー」2009年
「アシンメトリー」2009年
「君は素知らぬ顔で」2010年
「チョコレートの町」2010年
「タイニー・タイニー・ハッピー」2012年
「海を見に行こう」2012年
「UNTITLED」2013年
「鏡よ、鏡」2014年
「女の子は、明日も。」2014年
「砂に泳ぐ」2014年
「そのバケツでは水がくめない」2017年
「見つけたいのは、光。」2022年
「This is the Airport」2025年
ひとこと
飛鳥井千砂の小説には、日常のなかにある「ちいさな心の揺れ」をすくい上げる力があります。誰かに話すほどじゃないけれど、自分の中ではずっと気になっていること。そういう感情を、静かに、ていねいに言葉にしてくれる作品が多く、派手な作風ではないけれど、その分、登場人物たちの内側の声がしっかりと届いてくる、そんな感じ。
もしかすると、飛鳥井千砂に備わる観察力のなせる業なのかもしれません。人の気持ちを敏感に受け止め、押しつけがましくなく、そっと背中を押してくれるようなまなざしが作品全体に漂い、読んでいると心がほっこり心地いい。「自分だけじゃないんだな」と思えることが多く、呼吸がしやすくなる、そんな感覚に。飛鳥井千砂の物語を読むと、心にぽっとあたたかさが宿る感覚を得られるはず。
ぜひ、読んでみてください。
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