生年 1802年7月24日
没年 1870年12月5日
フランスの小説家、劇作家。
「椿姫」をかいた息子アレクサンドル・デュマ・フィスと区別して、大デュマや父デュマと呼ばれる。
デュマが混血であったことから、生前に何度も著作権訴訟を起こされている。
作品例
「アンリ三世とその宮廷」 1829年
「クリスティーヌ」 1830年
「ルイ14世の時代の王女たち」 1831年
「ジョルジュ」 1843年
「三銃士」 1844年
「二十年後」 1845年
「モンテ・クリスト伯(巌窟王)」 1844年
「王妃マルゴ」 1845年
「騎士パルダロワン」 1846年
「トゥーレーヌのダイアナ」 1846年
「アスカニオ」 1846年
「ダルタニャン物語」三部作
「黒いチューリップ」 1850年
「ジョゼフ・バルサモ」 1846年
「女王の首飾り」 1850年
「アンジュ・ピトゥ」 1851年
「コンスタンス・ボナクー」 1851年
「シャルル7世とその偉大な臣下たち」 1853年
「ダイヤモンドの首飾り」 1850年代
ひとこと
はじめて「モンテ・クリスト伯」を読んだ時、「面白すぎてページが止まらない……」という経験をしました。復讐劇、しかも古典。ベタな話なんだろうな……と思いつつ読み始めたにも関わらず、いつしか古典だと言うことを忘れ、のめり込んでいったんです。
手に汗握る展開、容赦ない心理描写。そして描かれる人間の誇りや孤独、そして希望。もう、「面白い」がてんこ盛りの状態。本当にこれはスゴイ作品なんです。
アレクサンドル・デュマ・ペールは、他にも数々の歴史冒険小説を世に送り出しています。例えば、「三銃士」。これも、デュマの作品!めちゃくちゃドラマチックですよね。
どれも、歴史モノだけど堅くなく、ドラマチックで、ハリウッド超大作みたいな作品ばかり。「次どうなるの?えぇ、また裏切り!?」ってな展開で、決して飽きさせません!
そんな物語の裏には、きっと奴隷の子として生まれて、差別や貧困を経験したことが影響しているのかもしれないと思っています。あらゆる差別を筆一本でねじ伏せ、大衆の心をわしづかみにしていったデュマ。もう、この事実が、物語よりドラマですよね。
アレクサンドル・デュマ・ペールの作品には、「生きていく勇気」が詰まっています。そんな魅力を、ぜひ広く知って欲しいと思っています。
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