生年 1896年8月27日
没年 1933年9月21日
日本の詩人、童話作家、教師、科学者、宗教家。正字は、宮澤 賢治。
法華経の信仰と、農民生活に根ざした創作を行う。
生前はほぼ無名だったが、没後、草野心平らの尽力によって作品が広く知られることとなる。
作品例
<童話>
『銀河鉄道の夜』
『風の又三郎』
『ポラーノの広場』
『グスコーブドリの伝記』
『注文の多い料理店』
『どんぐりと山猫』
『狼森と笊森、盗森』
『注文の多い料理店』
『烏の北斗七星』
『水仙月の四日』
『山男の四月』
『かしわばやしの夜』
『月夜のでんしんばしら』
『鹿踊りのはじまり』
『蛙のゴム靴』
『蜘蛛となめくぢと狸』
『貝の火』
『よだかの星』
『カイロ団長』
『フランドン農学校の豚』
『ツェねずみ』
『クンねずみ』
『鳥箱先生とフウねずみ』
『雁の童子』
『雪渡り』
『やまなし』
『氷河鼠の毛皮』
『シグナルとシグナレス』
『オツベルと象』
『ざしき童子のはなし』
『猫の事務所』
『ビジテリアン大祭』
『土神と狐』
『楢ノ木大学士の野宿』
『マリヴロンと少女』
『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』
『虔十公園林』
『なめとこ山の熊』
『北守将軍と三人兄弟の医者』
『セロ弾きのゴーシュ』
『さるのこしかけ』
『祭の晩』
『税務署長の冒険』
<詩>
『序』
『屈折率』
『春と修羅』
『真空溶媒』
『小岩井農場』
『岩手山』
『高原』
『原体剣舞連』
『永訣の朝』
『無声慟哭』
『青森挽歌』
『五輪峠』
『晴天恣意』
『薤露青』
『産業組合青年会』
『夜の湿気と風がさびしくいりまじり』
『告別』
『葱嶺(パミール)先生の散歩』
『春』
『土も掘るだろう』
『あすこの田はねえ』
『野の師父』
『和風は河谷いっぱいに吹く』
『もうはたらくな』
『第三芸術』
『火祭』
『牧歌』
『地主』
『夜』
『病床』
『眼にて云う』
『丁 丁 丁 丁 丁 』
『風がおもてで呼んでいる』
『疾いま革まり来て』
『手は熱く足はなゆれど』
『夜』
『雨ニモマケズ』
『いたつきてゆめみなやみし』
『水と濃きなだれの風や』
『星めぐりの歌』
『精神歌』
『ポラーノの広場のうた』
『双子の星』
ひとこと
詩人や童話作家としてだけでなく、教師や科学者としての側面も持っていた宮沢賢治。また、農民の生活向上のため、農業指導を実践するための協会を設立するなど、多くの活動を行っていました。しかし、その無理がたたってか、37歳の若さで死去。それまでの間に刊行された著書はわずか2冊。生前の評価はあまりにも低かったのです。
そんな惜しまれる作家・宮沢賢治ではありますが、ある方は、「宮沢賢治の早すぎる死は、良い時代を生きることができたので、彼にとって良かったのだ」と言います。というのも、宮沢賢治が亡くなった数年後には、文学を志す者は戦争を賛美するための詩を書くことになっていったからなのだと。その時代に巻き込まれずに済んだからこそ、思うままに自分の文学に打ち込めたのだと。
『雨ニモマケズ』は広く知られた宮沢賢治の作品です。24行からなる詩で、ほんのひと時でスルリと読めてしまう分量です。しかしながら、そこから感じられることはあまりに多く、大きく、文学の偉大さを感じます。
学校の教科書で触れてきたであろう宮沢賢治作品の数々、もう一度、触れ合ってみてはいかがでしょうか。
宮沢賢治に関する物なら何でもご相談下さい。
珍しい物は高額にて評価致しますので、お気軽にご連絡くださいね。