誕生 1933年8月9日
没年 -
日本の女優、タレント、テレビ司会者、エッセイスト。本名同じ。愛称はトットちゃん。
日本史上、最初のテレビ出演者のひとり。女性初のニュースショーのキャスターであり、トーク番組の司会である。日本芸術院会員。
テレビ草創期から活躍を続けるタレントであり、日本のテレビ放送史を代表する芸能人の1人。
冠番組の『徹子の部屋』は、同一司会者によるトーク番組の最多放送世界記録保持者として記録更新中。
戦後最大のベストセラーとなっている『窓ぎわのトットちゃん』は累計800万部を記録。
作品例
『パンダと私』1972年
『チャックより愛をこめて』1973年
『おしゃべり倶楽部 チャックより愛をこめて』1976年
『徹子の部屋』1-4 1977年 - 1986年
『黒柳徹子の一生懸命対談』1978年
『窓ぎわのトットちゃん』1981年
『黒柳徹子の動物劇場』1-2 1983年 - 1984年【改題】『トットの動物劇場』
『こんな先生がほしい』1984年
『トットのピクチャー・ブック』1984年
『トットちゃんのカルチャーショック 黒柳徹子の新・海外生活読本』1984年
『トットチャンネル』1984年
『ちびくまちゃんちのくっきーづくり』1985年
『アフリカのトットちゃん 救え、アフリカの子どもたち』1985年
『木にとまりたかった木のはなし』1985年
『喝采は「アイ・ラヴ・ユー」』1986年
『マイ・フレンズ』1986年【改題】『トットのマイ・フレンズ』
『ちびくまちゃんちのさんたさんはだあれ』1987年
『トットの欠落帖』1989年
『トットちゃんとトットちゃんたち』1997年
『小さいときから考えてきたこと』2001年
『不思議の国のトットちゃん』2005年
『徹子さんの美になる言葉 その後のトットちゃん』2008年
『小さいころに置いてきたもの』2009年
『徹子ザ・ベスト』2011年
『本物には愛が。 みんな一緒 100年インタビュー』2014年
『トットひとり』2015年
『続 窓ぎわのトットちゃん』2023年
<共著>
『飢えるアフリカ』1984年 朝日新聞外報部
『つば広の帽子をかぶって いわさきちひろ伝』1989年 飯沢匡
『徹子と淀川おじさん人生おもしろ談義』2002年 淀川長治との対談
『憲法を変えて戦争に行こう―という世の中にしないための18人の発言』2005年 井筒和幸・井上ひさし・香山リカ・姜尚中・木村裕一・猿谷要・品川正治・辛酸なめ子・田島征三・中村哲・半藤一利・ピーコ・松本侑子・美輪明宏・森永卓郎・吉永小百合・渡辺えり子
『チョッちゃんは、もうじき100歳』2006年 黒柳朝
『トットちゃんとカマタ先生のずっとやくそく』2007年 鎌田實
『パンダ通』2007年 岩合光昭
『沢村貞子の献立日記』2012年 高橋みどり・山田太一・笹本恒子
『タマネギのひみつ。』2013年 糸井重里
『アンソロジー そば』2014年 池波正太郎・入江相政・色川武大・大河内昭爾・太田愛人・尾辻克彦・川上弘美・川上未映子・川本三郎・神吉拓郎・小池昌代・佐多稲子・獅子文六・島田雅彦・東海林さだお・杉浦日向子・立原正秋・立松和平・田中小実昌・タモリ・檀一雄・中島らも・荷宮和子・平松洋子・福原義春・町田康・松浦弥太郎・丸木俊・みなみらんぼう・村松友視・群ようこ・山口瞳・山下洋輔・吉村昭・吉行淳之介・五代 柳亭燕路・渡辺喜恵子
『世界を平和にするためのささやかな提案』2015年 徳永進・中川翔子・永江朗・伊勢崎賢治・木村草太・香山リカ・ヨシタケシンスケ・田中優・島田裕巳・小島慶子・春香クリスティーン・辛酸なめ子・竹内薫・最果タヒ・山本敏晴・山極寿一・上坂すみれ・文月悠光・サヘル・ローズ・池澤春菜・加古里子
『トットちゃんとソウくんの戦争』2016年 田原総一朗
ひとこと
誰もが知っている黒柳徹子の肩書きは、人によって異なるのかもしれません。長く歌番組を担当していたことや、長寿番組である「徹子の部屋」などから、司会者としてのイメージが強い方もおられれば、テレビ創成期を担った日本の女優として知る方、そして映画やドラマにもなった『窓ぎわのトットちゃん』よりエッセイストとしての顔を知る方などなど。
どの活躍も本当に素晴らしいもの。どれが一番だと、順序だててしまうのは不可能だと言えますよね。
とはいえ、やはり注目したい『窓ぎわのトットちゃん』。この本は、世界35か国で翻訳されており、記録的なベストセラーとなっています。さらには、「第5回路傍の石文学賞」やポーランドの文学賞「ヤヌシュ・コルチャック賞」を受賞。世界で認められた名作だと言えるでしょう。
人との関わり、出会いがもらたし生み出すものが描かれており、「普通」であることは重要ではないのだということを知らしめてくれる作品となっています。「普通でなくてもいい」を認めてくれた先生たちがおられたからこそ、今の黒柳徹子が居るのだということを、今、ご本人自身がその活躍をもって体現してくれている。きっと先生たちも、心躍る気持ちで、見守っているのかもしれません。
「普通ってなに?そんなに大事?」ということを、ぜひ黒柳徹子作品から感じ取って頂きたいと思います。
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