誕生 1948年6月28日
没年 -
日本の医師、作家、社会運動家。地域医療従事者。
諏訪中央病院名誉院長、日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)理事長、日本・イラク・メディカルネット(JIM-NET)代表、東京医科歯科大学臨床教授、東海大学医学部非常勤教授、岐阜経済大学客員教授、北九州市アドバイザー、ピースボート水先案内人など、幅広く活動をしている。
1994年、チェルノブイリ原子力発電所被曝事故の患者治療に尽力し、信濃毎日新聞賞受賞。
2009年、「病気や障がいがあっても、旅をあきらめない」としたバリアフリーツアーの企画や、東日本各地の被災地支援において、ベスト・ファーザー イエローリボン賞(学術・文化部門)受賞。また2011年、日本放送協会放送文化賞も受賞。
作品例
<連載>
『鎌田實の「がんばらない&あきらめない」』
『ジタバタしない 〈食う・見る・浸る― いのちの洗濯〉』
『さあ これからだ』
<著書>
『がんばらない』2000年
『命があぶない医療があぶない』2001年
『あきらめない』2003年
『病院なんか嫌いだ 「良医」にめぐりあうための10箇条』2003年
『いのちの対話』2004年
『患者が主役 命によりそう医療』2004年
『雪とパイナップル』2004年
『それでもやっぱりがんばらない』2005年
『いのちとユーモア 鎌田實と11人の対話』2006年
『がんに負けない、あきらめないコツ』2006年
『この国が好き』2006年
『ちょい太でだいじょうぶ メタボリックシンドロームにならないコツ』2006年
『鎌田實のしあわせ介護 苦しみを喜びに変える33のヒント』2007年
『幸せさがし』2007年
『旅、あきらめない 高齢でも、障がいがあっても』2007年
『超ホスピタリティ おもてなしのこころが、あなたの人生を変える』2007年
『いいかげんがいい』2008年
『なげださない』2008年
『がんばらない健康法 「7悪3善1コウモリ」の法則』2009年
『言葉で治療する』2009年
『へこたれない』2009年
『ウエットな資本主義』2010年
『空気は読まない』2010年
『この道より道まわり道』2010年
『人は一瞬で変われる』2010年
『よくばらない』2010年
『アハメドくんのいのちのリレー』2011年
『「がんばらない」を生きる』2011年
『なさけないけどあきらめない チェルノブイリ・フクシマ』2011年
『たった1つ変わればうまくいく』2011年
『ニッポンを幸せにする会社 あってよかった!応援したい』2012年
『がまんしなくていい』2013年
『鎌田式健康ごはん』2013年
『大・大往生』2013年
『70歳、医師の僕がたどり着いた・鎌田式「スクワット」と「かかと落とし」』2019年
『図解 鎌田實医師が実践している認知症にならない29の習慣』2020年
『コロナ時代を生きるヒント』2020年
『それでも、幸せになれる』2020年
『鎌田實の大人の健脳ドリル101』2020年
『鎌田實の人生図書館』2020年
『鎌田式「にもかかわらず」という生き方』2020年
『相手の身になる練習』2021年
『鎌田式健康手抜きごはん』2021年
『ミッドライフ・クライシス』2021年
『70歳、人生はもっと楽しくなる』2021年
『鎌田實の大人のいきいき健脳ドリル101』2021年
『60代からの鎌田式ズボラ筋トレ』2021年
『ちょうどいい孤独』2021年
『かまた先生のはだかのおうさま』2021年
『ピンピン、ひらり。』2022年
『鎌田實の大人のわくわく健脳ドリル101』2022年
『開脚はできなくていい!カラダが10歳若返る鎌田式ずぼらストレッチ』2022年
<共編著>
『医療がやさしさをとりもどすとき 地域と生きる諏訪中央病院の実践』医歯薬出版編著 1993年
『インフォームドチョイス 成熟した死の選択』高橋卓志共著 1997年 【増訂】『生き方のコツ死に方の選択』
『ホスピス最期の輝きのために Choice is yours』内藤いづみ・高橋卓志共著 1997年
『福祉21ビーナスプランの挑戦 パートナーシップのまちづくりと茅野市地域福祉計画』土橋善蔵・大橋謙策共著 2003年
『子どもたちの命 チェルノブイリからイラクへ カラー版』佐藤真紀共著 2006年
『がん生きたい患者と救いたい医者』中川恵一共著 2007年
『黙っていられない 〈いのち〉と〈平和〉を考える18通の往復書簡』池田香代子共著 2007年
『トットちゃんとカマタ先生のずっとやくそく』黒柳徹子共著 2007年
『医者と患者の絆 いのちの対話』日野原重明・舘野泉・村上信夫共著 2008年
『大人と子どもの絆 いのちの対話』水谷修・大平光代・新沢としひこ・村上信夫共著 2008年
『死に方上手 いのちの対話』山折哲雄・嵐山光三郎・加藤登紀子・村上信夫共著 2008年
『だいじょうぶ 鎌田實×水谷修往復書簡』2009年
『始めませんか子どもがつくる「弁当の日」 鎌田實対談竹下和男』2009年
『くらべない生き方 人生で本当に大切にするべき10のこと』大平光代共著 2010年
『希望 命のメッセージ』佐藤真紀共著 2011年
『ここから。 これからを生き抜くための、心と言葉。』山本高史共著 2011年
『生きる力を磨く66の処方箋』吉川敏一共著 2012年
ひとこと
医師から作家へ転身された方は非常に多くおられますが、医師としての活動に重きを置いたまま作家活動をされている方はそう多くないと思います。そして、数少ないうちの一人が、この鎌田實と言えます。現在も、諏訪中央病院の名誉院長として地域医療に携わり続けながら、精力的に執筆活動や講演を行い、医療の重要性や健康に関する知識を広める活動をされているのです。
鎌田實が諏訪中央病院の院長時代に行ったのは、地域医療の構築。患者一人ひとりに寄り添い、個別のケアを提供することを理念とし、地域全体の健康向上(予防医療や健康教育)というモデルを作り上げました。この活動は、多くの医療従事者に影響を与え、地域医療の重要性を再認識させることとなる、大きな波を作り出したのです。
また、鎌田實の活動は日本国内にとどまりません。チェルノブイリ原子力発電所事故後には現地へ赴き、被曝した子供たちのための医療支援を行うなど、海外における医療支援活動にも積極的に参加。そして、アフガニスタンやカンボジアなど、医療が十分に行き届かない地域における健康改善にも貢献しておられます。
そして、これら医療現場での経験をもとに書かれた多くの書籍やエッセイは、医療現場から見た社会問題や、人々の生き方に関する洞察を多く含んでおり、考えさせられることの多い内容となっています。鎌田實の情熱と行動力から広がる作品を、ぜひ手に取ってみて欲しいと思います。
鎌田實に関する物なら何でもご相談下さい。
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