生年 -
没年 -
日本の漫画家。漫画家となる前の職業は、IT分野の記者。神奈川県出身。
子供の頃から絵を描くのが好きで漫画家を志望していたが、中学~高校は運動部に所属。漫画執筆はしていなかった。早稲田大学へ進学後、在学中に3つの作品を執筆。うちひとつを持ち込み。受賞は無かったものの、担当編集が付くことになった。
しかし、就職。6年ほどIT記者として過ごす。
IT記者の傍ら、漫画執筆を再開することになり、2007年にアフタヌーン四季賞の佳作受賞。
2012年、『勉強ロック』がアフタヌーン四季賞の四季大賞受賞。
これを機に会社を辞め、漫画家となる。
2015年、『バイナリ畑でつかまえて』がAmazonコンピュータ・ITランキングで1位獲得。
2018年、『AIの遺電子』で第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。
作品例
『バイナリ畑でつかまえて』2015年
『AIの遺電子』2017年
『AIの遺電子 RED QUEEN』
『AIの遺電子 Blue Age』
『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』2023年
ひとこと
山田胡瓜の魅力は、他の人には出しえないその題材にあります。IT記者としてのバックグラウンドを最大限に生かしたストーリーは、実際には無い世界を現実にあるかのごとくリアルに描き出し、AIと人間が共存する社会における倫理的問題や人間らしさとは何かといった深いテーマを浮き彫りにしてくれます。サイエンスフィクションやファンタジーが得意でない方にとっても、うまく現代社会の問題や人間の本質を取り入れていることから、興味深く読める作品と言えるでしょう。
技術の進化とは、素晴らしいもの、魅力的なもの、というだけでは決してありません。そこには、技術の進化に伴う倫理的な問題や人間と非人間の関係性についてが深く絡み合ってくるもので、それを見過ごしてはいけないのです。その洞察力こそが、山田胡瓜の大きな魅力。
今もまだ、どんどん創作されている作品の数々。今後の発表に期待が集まる作家のひとり。これからどんなテーマが取り上げられるのか、どんな視点を気付かせてくれるのか、非常に楽しみです。
山田胡瓜に関する物なら何でもご相談下さい。
珍しい物は高額にて評価致しますので、お気軽にご連絡くださいね。