生年 1976年
没年 2022年4月19日
兵庫県出身。医師。神戸市灘区において在宅ホスピスを行う。
緩和ケアにて、1000人以上に及ぶがん患者の身体と心の痛みを支える。
2019年、自身にステージⅣの肺がんが見つかり、2年の余命宣告を受けるが、治療に取り組みながら医師としての仕事を継続。亡くなる1か月前まで医師として患者に向き合った。
作品例
『
』2020年ひとこと
関本剛の遺した本は、上記ただ一冊限り。しかも、この一冊を書き上げたものの作家になったのではなく、「医師であるために書いた」と言える一冊となっています。
しかしながら、この本は、たいへん多くの方に読まれています。
そしてこれからも、より多くの方に手に取って欲しい本だと言えます。そこで今回、取り上げることにしました。
この本は、緩和ケア医が肺がんにより余命宣告をされ、意図せず、今まで向き合ってきた患者側の立場を知ることとなり、より緩和ケア医としての幅広さや深さを身につけていく……といった内容になっています。
自らの経験を、命ある限り目の前の患者のために活かしたい。そして本として遺すことで、今後、この世界に飛び込んでくる後輩たちに役立て続けて欲しい。そんな思いが詰まっており、読み進める度に、あまりに無情な運命に心が苦しくなってしまう本でもあります。
しかし、とても大切なことを知ることのできる一冊です。
ぜひ一度、手に取ってみて欲しいと思います。
関本剛に関する物なら何でもご相談下さい。
珍しい物は高額にて評価致しますので、お気軽にご連絡くださいね。