生年 1959年3月25日
没年 -
日本の小説家。東京都新宿区在住。
小説の他、エッセイや戯曲でも知られる。
妹も小説家(原田マハ)。
大学卒業後、岩永嘉弘主宰の事務所に入社し、コピーライターとなる。
1984年、『おまえと暮らせない』が第8回すばる文学賞佳作入選。
1987年、退社してフリーランスとなり、本格的に作家活動を開始。
作品例
<小説>
『優しくって少しばか』1986年
『時々、風と話す Street life』1987年
『スメル男』1989年
『十九、二十(はたち)』1989年
『0をつなぐ』1990年
『しょうがない人』1990年
『あるべき場所』1991年
『黄色いドゥカと彼女の手』1991年
『何者でもない』1992年
『透明な地図』1992年
『平成トム・ソーヤー』1992年
『どこにもない短編集』1993年
『人の短編集』1997年
『百人の王様・わがまま王』1998年
『屑籠一杯の剃刀 自選恐怖小説集』1999年
『旅の短編集 春夏』2000年
『旅の短編集 秋冬』2001年
『彼の人生の場合と彼女の人生の場合』2001年
『劇場の神様』2002年
『醜い花』2003年
『何の印象もない女』2004年
『メメント・モリ』2015年
『〆太よ』2018年
<エッセイ>
『スバラ式世界』1990年
『東京見聞録』1991年
『東京困惑日記』1991年
『東京トホホ本舗』1991年
『むむむの日々』1991年
『できそこないの出来事』1992年
『元祖スバラ式世界』1992年
『平凡なんてありえない』1992年
『吾輩ハ苦手デアル』1992年
『十七歳だった!』1993年
『こんなものを買った』1993年
『大サービス』1993年
『見学のススメ』1994年
『鉄本27号』1994年
『かんがえる人』1994年
『本家スバラ式世界』1994年
『はたらく青年』1994年
『日常ええかい話』1994年
『家族それはヘンテコなもの』1995年
『わがモノたち』1995年
『ハハな人たち』1995年
『買った買った買った』1995年
『すんごくスバラ式世界』1996年
『楽天のススメ』1996年
『いろはに困惑倶楽部』1996年
『Now and then原田宗典 原田宗典自身による全作品解説+56の質問』1997年
『色について語ってはいけない』1997年
『笑われるかも知れないが』1997年
『相談しようそうしよう』1998年
『幸福らしきもの』1997年
『少年のオキテ』1998年
『あはははは 「笑」エッセイ傑作選』1999年
『大変結構、結構大変。 ハラダ九州温泉三昧の旅』1999年
『貴方には買えないもの名鑑』1999年
『笑ってる場合』1999年
『道草食う記』2000年
『おまえは世界の王様か!』2000年
『はらだしき村』2003年
『ハラダ発ライ麦畑経由ニューヨーク行』2000年
『見たことも聞いたこともない』2003年
『私は好奇心の強いゴッドファーザー』2004年
『新人だった!』2004年
『私を変えた一言』2005年
『吾輩ハ作者デアル』2006年
『し』2006年
『たまげた録』2008年
『じぶん素描集』2009年
『やや黄色い熱をおびた旅人』2018年
<絵本>
『かなえちゃんへ おとうさんからのてがみ』1996年
『ぜつぼうの濁点』2006年
<詩集>
『ゆめうつつ草紙』1999年
『青空について』1999年
『考えない世界』2001年
<共編著>
『肉体の門』1995年 清水ちなみ共編
『日本の名随筆 別巻60 買物』1996年
『貴方には買えないもの名鑑』1996年 長岡毅共著
『ぼくの心をなおしてください』2002年 町沢静夫共著
ひとこと
数多くの小説も書いているものの、原田宗典はエッセイに優れた作家だと言えます。日常の面白さを捉え、それをちゃんと面白く伝えてくれる作家で、ニヤリとしたり、クスッとしたり。原田宗典のエッセイを読むと、世の人々を応援したくなるような、そんな気持ちにさせられるのが何とも愛おしい。
大事故を起こしたり、薬物で逮捕されたり。あまりに波乱万丈な方だけど、それをちゃんと作品に活かしているのだとしたら、それもまた、この人の人生の歩み方なのかもしれません。
時に、妹である原田マハとの対談を行うことも。これもまた、兄妹の新しい姿として面白く読めるので、機会があればぜひ読んでみて欲しいと思います。
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