生年 1969年12月
没年 -
日本の脚本家、小説家。大阪府生まれ、広島県広島市育ち。
大学卒業後、番組制作会社に就職。様々なドラマADを経験するも、馴染めず3年で退職。
脚本家を志し、シナリオコンクールに応募しながら、新聞社に転職。
2003年、記者のかたわら執筆したオリジナル脚本『忍ぶの城』が第29回城戸賞入選。
2007年、『忍ぶの城』を自ら小説化し、『のぼうの城』として出版。
2012年、『のぼうの城』映画化。自ら脚本を担当。
2013年、『村上海賊の娘』で週刊朝日「2013年 歴史・時代小説ベスト10」第1位。
2014年、『村上海賊の娘』で第35回吉川英治文学新人賞受賞、2014年本屋大賞受賞、第8回親鸞賞受賞。
2017年、『忍びの国』映画化。自ら脚本を担当。
作品例
<小説>
『のぼうの城』2007年
『忍びの国』2008年
『小太郎の左腕』2009年
『村上海賊の娘』2013年
<エッセイ>
『戦国時代の余談のよだん。』2012年
ひとこと
和田竜を、彗星の如く現れた作家だと感じる方も多いのではないでしょうか。
『のぼうの城』と『村上海賊の娘』でヒットを飛ばし、一躍人気作家となった方です。
和田竜作品の魅力は、なんといっても迫力満点な場面の数々。本を読んでいるわけで、読者は白い紙面を眺めているはずなのに、「目の前に様々なシーンが浮き出て見える」という感覚に陥る方が少なくないのです。
実は、この魅力を作り出したのは、幼い頃から触れてきた映画や漫画のおかげだと言います。そこから学んだヒーロー像を糧としながら、歴史小説にはまったことで司馬遼太郎作品を読み漁り、そこから、人物の取り上げ方や魅せ方を学んだのだと。
和田竜の職歴には、ドラマADや記者などがあります。そのような経験も、人物の取り上げ方やシーンの魅せ方といった面で、大きく役立っているのではないかと感じます。
これからも、多くの作品を書き上げるであろう和田竜。今度はどんなシーンが紙面で描かれるのか、楽しみな作家です。
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